担当のヘアスタイリストさんが独立開業した、高輪の自宅兼サロンに行ってきた時のことです。
閑静な住宅街にある低層マンションの最上階は、ルーフバルコニーもあって開放的です。
その日は、お得意様スペシャルコースということでアロママッサージをしてくれるということでした。
「それでは、上半身何も付けないでこのガウンに着替えてください」
そう言われ、装飾が美しいパーテーションの内側に案内されました。
ブラをはずしてガウンを羽織ると、それだけで何だか妖しい気分になります。
ヘアスタイリングが終わり、スタイリストさんはオイルとエッセンスを調合してアロママッサージの準備を始めました。
「失礼します」と言いながら、椅子をリクライニングにしてガウンの襟元を大きく広げます。
首筋から肩へ、そして次第にバストの周辺までマッサージされるうち、困ったことに乳首が反応してきました。
「気持ちいいですか?」ささやくようなその声は、少しかすれていました。
私が抵抗しないでいると、その手はじわじわとふくらみにかかるようになり、乳房を包み込んでしまいました。
「僕、おっぱいが大好きなんです…前から触りたいと思ってて…」
人差し指と中指の間に硬くなった乳首を挟んだまま、円を描くようにやさしく揉みしだいていきます。
「はぁ、あぁ…」時折バストの先端もマッサージされて、思わず声を漏らしてしまいました。
「失礼します」そう言って、乳首を柔らかい唇でくわえながら、パンティの中へと手を忍ばせます。
〝恥ずかしい、きっとすごいことになってる…〟
予想通り、ヘアを分けた指先が花びらに滑り込んだとたん、蜜があふれ出すのを感じました。
「もうこんなになってる…すごいです」私は恥らうように、バルコニーの方へ顔をそむけました。
繊細な指先が、少しためらうように、やがて探るようにクチュクチュ音を立てながら動き回ります。
すでに顔をのぞかせている小さな蕾にオイルと蜜を丁寧に塗られるたび、太腿が震えました。
スタイリストさんは、器用な指先でクルクルと擦っては逃げ、軽いタッチで私の快感をコントロールします。
その焦らされるような、すぐに逝けない愛撫が、あんなに気持ちいいことを知りませんでした。
「ん~、はあっ、あぁ…」上半身までビクビクしてきて、気が遠くなり、とうとう登りつめてしまいました。
窮屈そうにモッコリしたスタイリストさんの前を開くと、天狗の鼻のように端正なそれが飛び出します。
膝を抱えあげられ、侵入されたとたん、今まで味わったことのない悦びの波にさらわれてしまったのです。
「あぁぁ、ピッタリ締まって…すごく気持ちいい…」
スタイリストさんは荒く息をしながら、意外に早く抜き出し、用意してあったティッシュに放出しました。
相性がいいというのはこういうことかと思い知らされ、幸せなあのひとときが今でも忘れられません。