出会い系に登録したのは友人の進めだった。
いまだに童貞でキスさえした事が無いのは今どきの子にしては遅れているらしいと文人は友人に教えられた。
だから、進められたのが出会い系だった。同い年の娘よりも、少し年上の女性。それが、友人が教えてくれたアドバイス。
初めてだから、リードしてくれる女性で、年上ならば教えられても自尊心は傷付かないと教えてくれた。
そして、文人は言われた通りに、その出会い系で出会った年上の人妻と二人、ラブホテルの一室に居た。
歳は20も離れてはいるが、とても綺麗でプロポーションの良い女性であった。大きく形の良い胸、お尻も丸々としており、それでいてクッと上に上がっている。何処か肉欲で有りながらスラリとしている彼女。
セックスの経験は無くとも文人は男だ。しかも、性にも目覚めたてでサルとも比喩されるほど精力を持て余す年頃。そして、彼は内気で純真であるが故に、それに内蓄えられたエネルギーは膨大であった。事実、彼は毎日の様にエロ雑誌などを読みながら自慰行為に耽っていた。そう、性に目覚めた男というものは大なり小なりそういうものなのだ。
そして、そんな欲望を持て余した少年の前に肉欲を持て余す人妻が居たとしたら…。そして、そんな人妻が彼を欲望のままに襲って来たとしたら…。
答えは至って簡単であろう。
ソッと触れた悦子の肩と文人の肩。人肌の温もりが悦子にも文人にも感じられる。
次第に顔を見合わせる両者。文人が見るのはぷっくりと朱色に染まった唇。悦子が見るのは薄いながら柔らかそうなピンクの唇。ゆっくりゆっくりとお互いの顔が近付いていく。
「…んっ…ちゅっ…ちゅぴっ…」
「…はぁ…ちゅぅ…はむっ…ちゅ…」
文人は一生懸命に悦子の唇に吸い付こうとキスを求める。悦子はそれを分かってか文人のキスに従うが、次第に悦子の舌が文人の舌に絡み付いていく。そして、段々に唇と唇のキスから舌と舌とのディープなキスへと変わっていく。
それから二人は濃厚なキスを繰り返しながらも、お互いがお互いの気持ちの良い場所へと手を宛がっていく。文人は悦子の大きく膨らんだバストを、悦子は文人の興奮してズボンの中から突き上げて来る股間を…。
二人は思いのままに触り始めるのであった…
~続く~