この話は続きです。はじめから読まれる方は「美優夫人の飼い犬」へ
女が出て行くと部屋に一人残された。
しばらくして先ほどの男が中華風の粥を用意してくれると,一口食べただけでまた涙に視界が曇った。
「慌てないで食え。奥さんは夜まで戻らないから。」
男が横で見ながら,粥を食べていた。
「お前さんが二人目だ。下にいる中で許されたのは。」
「もう一人の‥その人はどうなったんですか?」
表情を曇らせ,
「奥さんに気に入られる事だけを考えろ。うまくやれ。」
そう言い残して男が食器を下げて出て行ったのだった。
人並みの食事を与えられて満たされた気持ちになった。
ソファーに座ろうかとも思ったが,毛足の長い絨毯に横になるといつしか眠っていた‥
夢を見ていた。
女が見下ろす中で白衣を着た男達に囲まれ,
「よろしいですね?」
「えぇ。タマ無しも愉しめるわ。」
残忍な笑みを浮かべると男の手に持つメスが光った。
「嫌だ~!」
自分の叫び声に驚き,目を覚ますと女がソファーに座り見下ろしていた。
「どうしたの~?怖い夢でも見たのかしら?」
女が心配そうに言った。
「ここは‥」
赤いスーツ姿を見て女の部屋だと思い出した。
「疲れてたのね。かわいそうに‥こっちへいらっしゃい。」
女がソファーの隣を叩いた。
うまくやれよ‥
男の言葉を思い出す‥
憎しみしか見いだせないが,今は生きてここを出るために言う事をきくしかなかった。
「もっとお顔を見せて。」
女の方に顔を向けるとまた厚ぼったい舌が顔を舐めた。
「綺麗なお顔ね。あなたの心掛け次第で,良ければ下の犬達よりもずっと可愛がってあげるわよ。どう?」
「はい‥」
「素直で可愛いわよ。お散歩に行く前にたくさんエッチさせてあげるわ。いらっしゃい。」
女にベッドへ手を引かれた。
「可愛いわよ。ごめんなさいね。ウンチ臭かったでしょ?」
女の舌がまた顔を這い回る。
「ママね‥可愛い男の子見ると意地悪したくなっちゃうの。」
ママ‥?
何を言ってるのだろう‥
この人はやはり頭がおかしいに違いない。
女の指が固くなってしまうペニスを這い回る。
「おちんちん,こんなに大きくしちゃって。ママが女の良さを坊やにたくさん教えてあげるわね。」
意志とは関係なく溢れ出す先走りの汁を舐めながら女が言った。
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