この話は続きです。初めから読まれる方は「病み憑き〜少年を○棒で犯せば女になるのか・・・〜」へ
タケルの真上に覆い被さった男の名前は槇田。彼はタケルの住むマンションの部屋の隣に住んでいる会社員だ。隣ということもあって二人は顔を知る仲でもある。
と言うか愛想が良く誰にでも下手(したて)に出る槇田はタケルの両親にも覚えが良く、タケル自身、槇田の下手な態度にナメきった態度ではあったが心を許していた程の仲であった。
だが、それが災いの元でもあった。誰にでも下手に出る槇田ではあるがプライドが低いという訳では無い。そもそも槇田は人一倍プライドが高く、その癖に人一倍臆病でもある為に不満があっても文句が言えない。なので、毎日ストレスが溜まる一方なのだ。現に日々、年下のタケルに良いように扱われてきた鬱憤が槇田のこうした異常な行動に繋がったと言える。それに相まって毎日の仕事上のストレスもブツけられている。
「ふふふ、イケないよなぁ、タケルくん。ご両親は君のこと大事に大事に育てているのに・・・そんなに乱暴者で無教養なのは」
槇田は下に敷くタケルの頭を優しく撫でると匂いを嗅ぐ様にタケルの頭にキスをする。
「あぁ、甘くていいニオイだ。ほら、もう僕のココがこんなにも反応してる」
槇田は硬くなった股関の物をタケルにも分かるように彼の太ももに擦りつける。
「ううっ~!!」
それにタケルが声をあげて嫌がるが槇田は一層股関の物を硬くした。
「僕は言われてるんだよ?君のご両親にくれぐれも息子をよろしくってね。ご両親は二人とも出張が多くて君はいつも一人だ。だから、こんなにもワガママに育っちゃったのかな?」
槇田は体重を掛けて下に敷くタケルの体を抱き締める。優しく慈愛に満ちた抱擁。だが、タケルは同じ男に抱き着かれて背筋をゾッとさせる。
「ほらほら、暴れない。そんな所だよ?僕が注意しているのは?・・・でも、大丈夫。今度からちゃんと教えてあげるからね」
嫌悪感でいっぱいのタケルの抵抗にも槇田は相も変わらず熱い抱擁を返す。そして、勝手に駆られた妄想劇により拍車を掛け出す。
「だって、僕は君のご両親から言われているからね。だから、君の教育は僕の義務なんだ。そして、君も僕の教育に義務として従わなくてはいけないんだ・・・ワカルヨネ?」
ゾゾッと全身が鳥肌で覆われるほどにカケルは悪寒を感じた。この男は正気では無い。先ほどまで槇田の行動をフザケたイタズラだと怒りに満ちていたカケル。だが彼は、いまやっとこの異常な出来事に気が付いたのだった。