某大学のサークル『SC』。美佳(18)はサークル紹介で世界的に蔓延しつつあるエイズの話や健康管理に関する活動をしている『SC』に惹かれ参加した。 先輩9人、新入生では美佳のみだった。
『こんにちは、君が美佳ちゃん?可愛いね~』
男の先輩が話かけてきた。男の先輩は皆体格が良い。
特に一人、元ラグビー部の悟(さとる)は身長210㌢と巨漢である。
『あ、美佳ちゃん?よろしくね。』
女も皆綺麗で清潔な美女揃い。 美佳も結構可愛い類である。
―
『はい、これ。』
初日から先輩にある先輩に錠剤をもらった。
『なんですか?これ。』
『あたし達皆で飲んでるサプリメント。ほら~毎日座りっぱなしで運動できないから、サプリで補ってるの。体にいいよ。』
『ありがとうございます。』
美佳はためらわずにそれを飲んだ。
さすがは研究熱心なサークル…健康管理にもぬかりない…そう思っていた。
すると
『休憩入りまーす』
『はいよ~』
男女一人ずつが休憩を取る…
美佳はそういう決まりなのかと特に考えていなかった。
そしてある日。
『来週飲み会があるんだけど行かない?』
女の先輩から誘いを受けた。
『いいですね、行きましょう』
美佳はサークルに入ってから初めてのメンバーでの飲み会わくわくしていた。
実は一人の先輩に恋をしていたのである。
『美佳ちゃんも飲むのかい?』
『は、はい。イケます楽しみです。』
美佳は胸を踊らせていた。
そして当日。
先輩方の行きつけらしい居酒屋に集合した。
美佳はどんどん酒を飲み干し気を失ってしまった。せっかくの告白のチャンスだったがあまりの楽しさに忘れてしまった。
続く
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