この話は続きです。初めから読まれる方は「夫婦交換?」へ
土曜日の朝を迎えた。
いよいよ今晩変貌を遂げた典子に逢える…にわかに心は浮き立つ。
昼過ぎ、私の携帯が鳴る。
O氏からの着信。
「もしもし」
『あっもしもし私ですけど』
「はい」
『突然の電話で誠に恐縮なんですが…今晩の予定ですが、休日前の木曜の夜にしていただけませんかね?』
「は?どうしてですか?」
『いや…実は…典子さんが…』
「典子が?どうかしたんですか!?」
『別にどうというわけじゃないのですが…もう少しだけ伸ばして欲しいと』
「それは…典子が望んだ事なんですか?」
かなり困惑した。
『はい…』
ならば仕方あるまいと諦めもついた 。
O氏は『また、日が近くなったら連絡します』と言って切った。
電話を片手にやや放心気味の私に恵子さんが
「どうしたの?何かあったの?」
と不思議そうに訪ねる。
「うん、どうやらウチのがわがまま言って延期にしろって…」
「今晩?」
「うん」
微笑を浮かべながら
「あら、私達にとっても好都合じゃない…」
「え?」
「だって拓也さんともっと出来るじゃない…」
逆に考えるとそういう考え方も出来たか…。
予定を変更して私と恵子さんは外に出掛けて買い物をする事にした。
人目につくと厄介な事になりそうなので少しの遠出をする事に…
恵子さんを外で見るのは初めてだった。
ブラブラと歩いていてもなんとなく男の目を引く、全身からフェロモンが溢れ出ているという感じだ。
腕を絡ませ歩いている様子は他人から見ると夫婦に見えているものなのか?それとも…。私達は夕食を現地で済ませ、帰路の車の中で恵子さんが言った。
「ラブホテル入りたい」
突拍子もない一言。
この歳になってラブホテルもなんとなく恥ずかしい気がする。
「遅くなっちゃったし、ついでに泊まっていこうよ」
それも悪くない。
これから帰って風呂に入ったりというのもかったるい。
高速のインターチェンジの側にあるホテルに入った。
フロントがない。
誰とも会わずに部屋まで入れる。
週末という事も手伝い選べる部屋は僅かだった。
パネルにある部屋を選ぶと廊下に矢印が点灯し、部屋まで案内される。
部屋に入り驚いたのが、作り。
その辺りの中流ホテル顔負けの作り。
それでいて料金は二人一部屋の値段なのだからかなりリーズナブルという事になる。
古い旅館が廃れるわけだ…なんてつまらない事を考えてしまう。
一方ではしゃぎながら風呂にお湯を張ったりする恵子さん
「最近のラブホテルってすごいのねぇ」
ベッドの枕元のスイッチをいじりながら言う。
俯せになっている恵子さんのヒップが妙にいやらしく見え、私もベッドに上がるとロングワンピースの盛り上がりの部分を触ったり、揉んだり…。
恵子さんもその気になったのかヒップを浮かして強調させる。
ヒップからヴァギナにかけて服の上から愛撫する。
これだけラインが強調される服だと普通は下着のラインも浮くはずだが?
次第に吐息を漏らすようになる。
羽織っているカーディガンを脱がし、ワンピースだけにする。
肩から背中にかけて露出度が高い。
片腕を潰れている胸に廻す。
ブラジャーの感触が伝わらない。
寝かしていた身体を起こし四つん這いになる。
そして熱く舌を絡め合う。
私もセックスに対してだいぶ器用になったものだ…。
ぶら下がっている乳房を揉む事によって質感をより感じとる事ができる。
片方の肩紐を滑らし乳房を露わにする。
やはりノーブラだった。
ドレスとも言えるような黒のワンピースに白いレース地のカーディガンを羽織り、それなりの化粧をすれば男の視線を集めるのは当然だろう…なにせ躰のラインがかなり強調される上に妖しい雰囲気のフェロモンを放っていれば。
乳房を口に含み恵子さんは一層悶える。
ワンピースの裾をヒップまであげると二つの魅力的な割れ目に細い白い布がかかっているだけだった。
Tバック…身につけているのは初めて目にする。
これならヒップのラインが強調されるわけだ。
食い込んだ部分には染みが作られていた。
布をずらし指に少し力を入れてやるだけで抵抗なく吸い込まれる。
出し入れを繰り返す度に湿りは音を立てるようになった。
指の動きに呼応するように恵子さんも激しく悶える。
私の上達した指使いで達した恵子さんを全裸にする。
私も狂ったように脱がされ全身を愛撫される。
相変わらずなネットリと舌を絡ませてくるフェラチオに危うくイカされそうになったが、なんとか堪え、昼間散々男達の視線を釘付けにした躰をこれでもかというくらい貪る。
頭上、左右、天井に張り巡らされている鏡達が私と恵子さんの動きを監視する。
私のペニスも興奮が最高潮になってくる。
恵子さんのヴァギナに突き立てる度にグチュグチュとやらしい音をたて、私のペニスをヌルヌルにした。
正常位で射精しようとすると恵子さんは私の首に腕を廻し
「一緒にイッて」
と、耐えきれず引き抜こうとした時だった。
両脚を腰に巻き付け離れないようにした。
そのまま私は恵子さんの中に射精してしまった…。
繋がったまま恵子さんは舌を絡ませてきた。
とてもウットリとした表情だった。
恵子さんの躰から力が抜けていく。
私はゆっくりと恵子さんの中から出る。
トロリと溢れてくる私の精子…。
「イケない事しちゃった…ウチの人には内緒ね」
やはりタブーを犯してしまったのだ。
私のクタクタになったペニスを手に取り、口づけする。
「イケないオチンチンね…すっかりイカされちゃったわ」
結局ホテルで身体を休ませるつもりが朝方まで激しく身体をぶつけあった。
ホテルを出たのは10時過ぎだった。
助手席で眠る恵子さんを眺め昨晩の事を思いだし、思わずニヤついてしまった。
こんなに色気のある美人が私に何度となく求めてきた…
今までの生活からは想像できない…。
その日昼過ぎにマンションに着いた私達は懲りずにまたベッドの上で腰を合わせた。
恵子さんが横になっている間にメールを開く、数通の仕事関係のメールの中にO氏からのメール。
先程は大変失礼致しました。
奥様の近況を報告したいと思います。
いきなり本文が終わってしまっている。
添付ファイルを見ると、典子は私の前で着けた事の無いような下着に身を包み脚を開く写真が一枚。
背面騎乗位で結合している写真。
顔射された後、O氏のペニスを舐める写真があった。
つづく
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