嫁の明美と結婚して10年経った。今日は結婚記念日で、なおかつ子供が体操教室のキャンプでいないということもあり、二人きりで久しぶりにまともなフレンチレストランでも行こうと計画していた。
でも、数日前に近所の中の良い夫婦に声をかけられて、一緒に食事をすることになった。その夫婦は、もともと息子の体操教室で知り合った夫婦で、私達と歳も同じで、住んでいる所もごく近所という事もあって、すぐに家族ぐるみでの付き合いが始まった。
その夫婦(松井さん夫婦)は、ご主人が私と同じで36歳、奥さんは私の一歳年下。私の妻の明美も私の一歳年下なので、夫婦そろって同じ歳という事になる。
松井さんの奥さんは、雪恵さんという名前で、名前の通り真っ白な肌をしたとても美しい人だ。いつも上品な感じで、どちらかというと男勝りな明美とは正反対な感じだ。そんな正反対な二人なので、二人は昔からの親友みたいに仲良くなった。
私とご主人の翔さんも共通の趣味があることがわかり、親友というか悪友みたいな感じになった。共通の趣味というのは、言ってみれば趣味と言うよりは性癖で、寝取られ性癖といわれるものだ。と言っても、AVなどを見るときのジャンル選択で寝取られモノを選ぶという程度の話で、実際に自分の妻を他の男に抱かせたいなどとは思っていない。いわゆるにわかというかライト層だ。
そして、私自身、明美に何も不満はないので、実行に移すと言うことはあり得ないと思っていた。
でも、実際に雪恵さんとよく顔を合わせるようになると、よからぬ想像もしてしまう日々だった。
私の妻の明美は身長は165cmと少し高め、体重は教えてくれないが痩せても太ってもいない感じ。でも、胸はFカップ以上はあるはずだ。そのくせウェストはくびれていて、お尻は少し大きめ、最高にエロい体をしている。でも、体が抜群に良い代わりというか、顔はまぁ普通だ。ブスではないと思うが、美人でも可愛らしい感じでもない。よく言えば、アジアンビューティーwかもしれない。
雪恵さんは、身長150cm台だと思う。そして、体重は下手したら30kg台? というくらい痩せている。痩せているので仕方ないと思うが、胸はぺったんこな感じだ。身体にステータスを割り振らなかった代わりか、顔は抜群に美しい。顔にステータスを全振りしたのかもしれない。
そして、雪恵さんの夫の翔さんは、180cm位あってかなりいい体をしている。一度筋肉を見せてもらったが、ボディビルでもやっているのかな? と思うほどの身体だった。そして、見た目はワイルド系な感じで、昔ちょっとワルかったような雰囲気だ。どちらかというと草食系な私とは、やっぱり正反対な感じだ。
今日は、そんな仲の良い夫婦同士で、私の家でホームパーティーをすることになった。ホームパーティーとは言っても、簡単な料理にワインやビールを飲むという、どちらかというと飲み会に近いものだが、月に1〜2回程度はそんな事をしている。でも、いつもは子供もいるので、それほど遅くまで飲んだりはしない。
今日はお互いに子供達もいないので、時間を気にせずに飲むことが出来るなと思っていた。
「ごめんな、結婚記念日なのに、二人きりじゃなくて」
私は、本気でそんな事を明美に言った。
『え? 別にいいよ〜。だって、雪恵ちゃんとかと一緒の方が楽しいじゃんw』
明美は、本心でそう言っている感じだ。結婚して10年も経つと、結婚記念日といっても胸がときめく事もないのかもしれない。少し残念というか、寂しいと感じていると、急に明美が抱きついてキスをしてくれた。
『二人が帰ったら、二人きりでいっぱいしちゃおうね♡』
と、頬を赤くして照れながら言った明美。私は、明美の中にそんな可愛らしい部分がまだまだ残っているのが嬉しかった。
息子も大きくなり、最近明美とはセックスをしていなかったので、キスしただけで火がついた感じになってしまった。そのまま明美を抱きしめて、そのデカい胸を揉み始めると、
『ダメだよぉ。もう二人来るよ?』
と、明美も言っていることとは違い、まんざらでもない感じだった。そして私は、もう一度彼女にキスをしようとしたが、そこでインターフォンが鳴った。
私と明美は、そのタイミングの良さに思わず顔を見合わせて笑ってしまった。
『続きは夜ね♡』
そんな風に可愛らしく言ってくれる明美。私は、興奮したまま松井さんたちを出迎える形になった。それが結果的に、その後の展開に影響したのだと思う。
『浩次さん、こんにちは。お邪魔します』
落ち着いた感じで挨拶をして部屋に上がってくる雪恵さん。相変わらず美人だなと思いながら、興奮していることもあってか、私は彼女とセックスしたいなと思ってしまった。雪恵さんは白のブラウスに、膝より少し短いスカートを穿いている。いつも通りの清楚な感じの姿だ。それに対して明美は、白のホットパンツにヘソがチラチラ見えてしまうようなTシャツを着た格好だ。自分の妻ながら、ビッチっぽい格好だなと思う。
「明美ちゃん、相変わらず綺麗な脚だねw」
翔さんは、明美の脚を見てニヤニヤと笑いながら言う。本当に嬉しそうだ。
『ありがと〜。私の場合は、脚くらい出さないとダメだからねw』
明美も脚を褒められて嬉しそうだ。
『あなた、顔がにやけすぎよ』
雪恵さんが、優しくたしなめる。こんな感じのやりとりは、いつものことだ。でも、今日は私の興奮が大きすぎたのか、エロい妄想が止まらなかった。そして、いつものように妻達二人がキッチンに行き料理を始める。二人とも慣れた動きで料理をしながら、楽しそうに会話をして盛り上がっている。
私と翔さんは、とりあえずリビングでソファに座り、ビールを飲み始めた。もう気心も知れているので、最初から下ネタっぽい話が始まる。
「コウちゃんのとこって、エッチしてる? ウチ、気がついたら半年位してないんだよねw」
翔さんは、苦笑いしながら言う。
「いや、ウチもですよ。子供がいるとそうなっちゃいますよね」
私がそう答える。歳は一緒でも翔さんの方が学年は上なので、何となく私は丁寧語みたいな感じのしゃべり方になる。
「だよね〜w でも、嫁はどうしてるんだろう? 俺達は自己処理するじゃん? 実はオナニーとかしてるのかな?」
笑いながら結構な下ネタを言い続ける翔さん。
「案外浮気とかしてるんじゃないんですかw」
冗談で私が言うと、
「それはそれでありw すっげぇ興奮するw でも、それはないだろうな〜」
と、残念そうに言う。嫁が浮気していないことを残念そうに言うのもどうかと思うが、軽い寝取られ性癖の翔さんにとっては、そんな想像も興奮に繋がるのだと思う。
「コウちゃん、雪恵のこと抱いてみる?」
ストレートに聞いてくる翔さん。いつもの冗談だ。でも、今日は私は最初から興奮していたので、
「是非!」
と、いつもとは違う返答をしてしまった。翔さんもいつもとは違う私のリアクションに、ちょっと驚いた顔をしたが、
「マジで? やっちゃう?」
と、興奮した顔で言った。
『なに話してるの〜w 悪巧みでしょw』
明美が料理を運びながら、私達に話しかけてくる。
「い、いや、なんでもないよ!」
動揺してしまった私は、口ごもりながら答えた。
『どうせエッチな話でしょw もう出来たから、座ってね〜』
明美は、ニヤニヤ笑いながら言う。何となく見透かされている気がするが、さすがに雪恵さんの事を抱く抱かないの話をしているとは気がついていないはずだ。
そしてテーブルにつくと、明美と雪恵さんが作った簡単な料理とワインとビールが並ぶ。4人とも結構飲むので、食事よりも飲みが中心になるのはいつものことだ。でも、雪恵さんはあまり強くないのでペースが遅い感じだ。それにしても、雪恵さんは本当に綺麗な顔をしていると思う。芸能人でもなかなかいないレベルの美しい顔だと思う。長澤まさみが歳を取ったら、こんな感じになるんだろうなという顔だと思う。
これで胸が大きければ完璧だなと思いながら、自分の嫁の明美の胸を見ると、やっぱりデカくてエロいなと思った。明美の胸はデカい割にはそれほど垂れていなくて、古いけどAVの高井桃みたいな胸だと思う。でも、顔は一重まぶたで地味な印象だ。よく言えば、小雪みたいなアジアンビューティーwと言えるかもしれない。
「明美ちゃんのとこって、エッチしてる?」
翔さんがド直球で言ってくる。
『全然! 子供と一緒に寝てるから、全然だよ〜』
嫁は、そんな下ネタにもまったく動じず、素直に正直に答える。
『あなた、変なこと聞かないの!』
それに引き換え、雪恵さんは顔を赤くしながら翔さんをたしなめる。でも、翔さんも嫁も止まらない。
「欲求不満にならない?」
翔さんがまたド直球で聞く。
『ふふw コウちゃんみたいに自分でしてるからへーきw』
明美は、今日は息子がいないせいかいつもよりも下品な感じだ。私は、そんな事を言われて動揺しながら、
「ば、ばか! なに言ってんだよ!」
と口ごもりながら言った。
『エッチな動画見ながら自分でしてるでしょw ティッシュぐらいは片付けないとバレバレだよ〜w』
明美は、悪ノリして言う。雪恵さんは、顔を赤くして恥ずかしそうにしている。
『あなたもしてるんですか?』
雪恵さんは、恥ずかしがりながらも翔さんに聞いた。
「まぁ、男だからw オマエもしてるんじゃないの?」
翔さんは雪恵さんにまでそんな事を聞く。
『そ、そんなの! 変な事言わないで!』
雪恵さんが耳まで真っ赤にして言う。
『本当に? この前教えてあげたサイト見てるんじゃないの〜w』
嫁が下品な笑い方をしながら言う。雪恵さんは、耳まで真っ赤にしながら、
『ちょ、な、ダメ!』
と、動揺しまくっていた。
「え? なになに? どんなサイト?」
翔さんがニヤけながら聞く。
『女性向けの動画サイトだよw なんか、朝の9時くらいがイチバン重くなるんだよ。みんな言わないだけで、見てるんだねぇw』
嫁が雪恵さんを見ながら言う。私は、ドキドキしてしまった。嫁がオナニーをしているということだけでも興奮したが、雪恵さんも? あの美しい顔で、どんなオナニーをするのだろう? 想像しておかしなくらい興奮してしまった。
すると、逃げるように雪恵さんがキッチンに行った。そして、冷蔵庫からチーズなどを取り出して皿に盛りつけ始める。
『雪恵ちゃん、照れちゃって可愛いね』
嫁がそんな事を言う。でも、翔さんはそんな事よりも嫁の胸が気になるようだ。今日のTシャツは胸元が結構ざっくりと開いているので、さっきから胸チラしまくっている。私も、10年一緒に暮らしていてもつい目が行ってしまうし、何度見ても全然飽きる気配もない。でも、不思議なもので、全裸でおっぱいが丸見えになっている時は、それほどありがたいと思わない。やっぱり、胸チラは男にとって永遠の憧れなんだなと思う。見果てぬ夢なんだと思う。
「明美ちゃんはどんな動画見ながらしてるの?」
翔さんは夫の私の目の前で、嫁に堂々とオナニーのおかずを尋ねた。私は、一瞬止めようかと思ってが、それよりも先に、
『えっとねぇ、男優さんがいっぱい舐めてるヤツ! 入れたりするのよりも、ずっと舐めてるやつが好きかな?』
と、素直に答える。
「そうなんだw 舐められるの好きなの?」
翔さんがさらに調子に乗って聞く。
『それはセクハラだよw そんなの聞いちゃダメだよw』
嫁は答えはしなかったが、でも楽しそうだ。
私は、ドキドキしていた。嫁がクンニ好きとは知らなかった。そんな秘めた願望を持っていたなんて、全然知らなかった。そして、その秘めた願望を他の男性に知られてしまったことも、私の寝取られ的な喜びを刺激した。
『あなた、変なこと聞いちゃダメでしょ!』
チーズを持ってきた雪恵さんが、相変わらず顔を赤くしたまま注意をする。
「雪恵も舐められるの好きだよねw」
でも、翔さんは動じずにそんな事を言う。今日の翔さんは、いつもよりも酔っている感じがした。
『ばっ、ばかっ!』
雪恵さんは翔さんの背中をバチンと叩きながら恥ずかしそうに言う。
「雪恵さんもそういう動画見てるんですか?」
私も、少し悪ノリしてそう言ってみた。
『浩次さんまでそんな事言わないの!』
雪恵さんは、顔を真っ赤にしたまま私に言う。そんな風に、恥ずかしがって照れた感じがたまらなく可愛らしいと思う。明美にはない恥じらいだ。
そして、こんな風にいつもよりも少し下品な感じで食事会は飲み会に変わっていった。
飲みも進み、けっこういい感じに酔ってきた頃、翔さんが割り箸をいじり始めた。なにをするのかなと思っていると、マジックで数字を書いたりしていた。もしかしてと思う間もなく、
「王様ゲ〜〜〜ムッ!!」
と、異常にハイテンションで翔さんが言う。
『いえ〜〜〜ぃ!』
明美は、すぐに反応して拳を突き上げる。
『な、なに言ってんの! 学生じゃないんだから!』
雪恵さんは、驚いた顔で翔さんを止めようとする。私は一瞬迷ったが、翔さんの考えが理解出来たので、嫁と同じように拳を突き上げながら、
「いえ〜〜〜ぃ!」
と叫んだ。
雪恵さんはさらに止めようとしたが、結局数の力に負けて、渋々参加することに同意した。
『あなた、エッチなことはダメですからね!』
雪恵さんが念を押す。
『エッチなことのない王様ゲームなんて、あり得ないでしょw』
嫁は、雪恵さんとは正反対なことを言う。そんな風に始まった王様ゲームだが、私はもの凄くドキドキしていた。多分、翔さんは勝負に出るつもりだ。
私は、自分の寝取られ性癖がそれほど重いものではないと思っている。私がいつもオカズにする動画や体験談等は、ほぼ100%寝取られ系のものだ。
でも、そういうものでオナニーをしている時に、嫁に置き換えて想像することはない。あくまで、シチュエーションで興奮しているのだと思う。
いま、王様ゲームを始めることで、嫁が本当に翔さんに何かされるかもしれない……。リアルにそう思った時、私は興奮していた。それも、今までで一番の興奮だった。
「じゃあ、明美ちゃんから〜」
翔さんは握った割り箸を嫁に差し出す。考えてみれば、私は王様ゲーム初体験だ。コンパや飲み会で色々なゲームはしてきたが、こんな王道の王様ゲームは経験がなかった。そして、明美がワクワクした顔で割り箸を引くと、Kと書いてあった。
『やった! 王様だ!!』
はしゃぐ明美。そして、私と雪恵さんが続けて引く。ちなみに私は2番だった。
『じゃあね、2番が1番のおっぱいを揉む〜w』
明美は、いきなり下ネタ系で攻めた。私は、一瞬ラッキーだと思って舞い上がった。でも、1番は翔さんだった。雪恵さんは、ホッとした顔をしながら、
『明美ちゃん、エッチなことはダメだよ!』
と、学級委員みたいな真面目さで言う。
『ゴメンw でも、面白そうじゃん!』
明美は悪びれる気配もなく言う。
「優しくしてね♡」
翔さんが、私に胸を突き出しながら甘えた声で言う。私は、苦笑いしながら翔さんの胸を揉み始めた。すると、意外と胸があることに驚いた。鍛えられた大胸筋は、おっぱいと違って柔らかくはなかったけど、雪恵さんよりも揉み応えがあるんじゃないかなと思ったw
『翔さん、気持ちいい? コウちゃんおっぱい揉むの上手なんだよw』
嫁が、イタズラっぽくそんな事を言う。今日の嫁は、かなり下品だ。息子がいないだけで、ここまで弾けるとは思っていなかったが、この後のことを考えるとドキドキして仕方なかった。
「そうなんだw だったら、オマエも揉んでもらえば?」
翔さんは、雪恵さんにそんな事を言う。
『バカ……。ちょっと酔っぱらいすぎよ』
雪恵さんは、そんな風に翔さんをたしなめるが、翔さんはノリノリで割り箸を明美に渡す。
『じゃあ、雪恵ちゃんから〜』
嫁が雪恵さんに割り箸を差し出す。雪恵さんは、数字を見られないように割り箸を引き抜く。そして、嫁は翔さんに割り箸を差し出す。
翔さんは割り箸を引き抜くと、全員に見えるように箸を差し出し、
「王様だ! やったね!」
と、嬉しそうに言う。そして、私に目配せみたいな事をした。それにピンと来た私は、箸を抜いた後、密かに翔さんに数字のところを見せた。ちなみに私は1番だった。それを確認した翔さんは、目がキラッと光ったような感じがした。
「じゃあ、2番が目隠しして1番と王様のちんちんを触って、どっちが旦那のか当てる〜」
翔さんは、ゲームとして成立していないようなことを言う。でも、私も勢いで押し切ろうとして、箸を見せて自分が1番だと言うことをアピールした。
『ちょっとぉ〜。ズルしたでしょ!』
嫁が箸を見せながら言う。嫁の箸には、2番と書いてあった……。
『ダ、ダメだよ! そんなのダメだから!』
慌てる雪恵さん。でも、嫁はサバサバした顔で、
『まぁ、ゲームだからw それに、絶対に間違えないしw』
と、余裕の顔で言う。
「じゃあ、間違えたらどうする?」
私は、興奮を押し隠してそんな事を言った。本当は、嫁が翔さんのペニスを触るという現実に、足が震えるほど動揺していた。
『間違えないしw 何でもいいよ! 何でもしてあげるw』
嫁は、余裕の顔で言う。
「マジで!?」
翔さんがテンション高く言う。そして何か言おうとしたが、その前に嫁が、
『じゃあ、もし間違えたら、同じゲームを雪恵ちゃんもするって事でどう?』
と、無茶ぶりをした。
『な、なに言ってんの! そんなのダメに決まってるじゃん!!』
慌てる雪恵さん。
『大丈夫、私、失敗しないので』
どこかで聞いたようなセリフを言う明美。
「大丈夫だって! 愛する旦那のモノを間違えるわけないじゃん!」
翔さんも勢いで押し切ろうとしている。その後も、雪恵さんは結構な抵抗をしたが、明美がさっさとアイマスクをして準備をしてしまうと、観念したように黙り込んだ。
すると、翔さんは本当にズボンを脱ぎ始めてパンツも下ろしてしまった。すでに勃起したペニスをさらけ出すと、私に目配せをした。私も覚悟を決めてペニスをさらけ出した。
『まだ〜?』
脳天気に明るい声で言う明美。雪恵さんを見ると、恥ずかしがって違うところを見ているかな? と思ったが、意外にも私や翔さんのペニスを見つめていた。雪恵さんは顔を赤くして恥ずかしそうな感じではあるが、視線をそらさずにじっと見ていて、私は妙に恥ずかしくなってしまった。
翔さんのペニスが勃起してそそり立っているのに引き換え、私のモノは半立ち程度なのも恥ずかしかった。翔さんのペニスは、それほど私のモノと変わらなかった。多分、若干太いかな? と思う程度で、カリ首の感じなんかもあまり変わらなかった。体験談等でよくある、凄い巨根ではなかったのが残念と言えば残念だが、ホッとしている私もいる。
「じゃあ、右手と左手もう少し上げてみて!」
明るい声で翔さんが指示する。
『はぁ〜い』
明美は言われた通り楽しそうに手を上げる。すると、翔さんが嫁の左手に自分のペニスを押し当てる。私は、見慣れた嫁の手が翔さんのペニスを包み込む瞬間を見て、異常なほど興奮した。そして、あっという間にフル勃起した私は、嫁の右手にペニスを押し当てた。すると、嫁の右手が私のペニスを包み込む。
『あれ? おんなじ感じだw』
嫁は、握った最初の印象を述べた。私は、動画などでは何度も見たことのある、”嫁が他の男性のペニスを握る”光景を見て、心臓が破れそうなほどドキドキしていた。
嫁は握ったり弱めたりしながら、首をかしげている。
『まったくおんなじなんだけど……。おかしいなぁ?』
嫁は、本当にどちらがどちらかわからない感じだ。目の前で、嫁が他の男のモノを握ったり離したり、さすったり摘まんだりしている光景……。泣きそうなのに興奮がどんどん高まってしまう。
私は、逃げるように視線を雪恵さんに向けた。すると、雪恵さんは見たこともないような不思議な表情をしていた。
雪恵さんの視線は、翔さんのペニスに固定されている感じだった。それを握ったりまさぐったりする明美の手を見て、嫉妬しているような、心配しているような、本当に不思議な表情をしていた。私が見ていることにも気がつかないくらい、集中して見続ける雪恵さん。真っ赤だった顔もほんのりと赤い程度になっているが、もしかしたら興奮して上気しているのかもしれない。
『おっかしいなぁ……。分身の術使ってない?』
嫁はわけのわからない事を言いながら、さらに握ったり離したりする。ふと翔さんを見ると、凄く興奮した顔で嫁の胸チラを見続けていた。自分の嫁が、性の対象として見られている……。それは、私にとって最高のシチュエーションなのかもしれない。私は、ただただ興奮していた。
『でも、多分こっちかな? うん……。この堅さと、太さ……』
嫁は、見当をつけてそう言った。でも、それは翔さんの方だ……。間違えてしまう……。でも、嫁が間違えれば雪恵さんに握ってもらえる……。そう思うと、間違えろと念じてしまう。