僕には寝取られ性癖があります。寝取られと言うよりも、もしかしたら寝取らせ性癖というタイプかもしれません。
オナニーをする時は、ほとんど100%、寝取られモノの動画やマンガでしています。
ただ、実行するつもりは一切ありません。妻を他人に抱かせるなんて、絶対に無理だと思っています。と言うよりも、妻が僕以外の男性と口を聞くだけでもイヤな気持ちになるほど、僕の独占欲は強いです。
そんな僕が寝取られ物が好きというのも、矛盾しているなと思います。
妻の由梨とは、結婚して5年です。最近子供が生まれて、幸せのピークかな? と、思っています。
由梨は、27歳で育児休暇中の不動産賃貸会社の社員です。バリバリ仕事をするタイプではないのですが、父性をくすぐる少女のような雰囲気のせいか、営業成績はとても良いそうです。
確かに、由梨は可愛いというか、ほっておけない感じの女性です。ドジっ子と言っても良いかもしれません。155cmと小柄なことも、彼女のほっておけなさを増幅しているのかもしれません。
僕に対しては、とにかく甘えん坊で、僕の浮気の心配ばかりしています。
『今日は誰とお昼食べたの? 事務の恭子ちゃん? 同期の有美ちゃん?』
そんな風に聞いてきます。彼女は、僕の身の回りの女性の全てを把握していて、根掘り葉掘り聞いてきます。僕は、自分も独占欲が強いので、そんな風に心配してくれるのが嬉しかったりもします。
子供が寝付くと、
『本当にご飯食べただけ? 楽しく会話してない? デートの約束したんじゃない?』
と、まださっきの話を引っ張ってきます。僕は、どうしてこんなに疑うのかな? と、不思議に思いますが、それは僕も同じだなと思いました。僕も、由梨が働いている時は、お客さんや同期と何かあるんじゃないかと疑ってばかりいました。
僕は、苦笑いしながら何もないよと言いますが、由梨は、
『本当に? じゃあ、チェックするね。浮気してないか、チェックする』
と、心配そうな顔で言いながら、僕にキスをしてきました。小さな舌が、遠慮がちに僕の唇のあたりを撫でます。恥ずかしくて、舌を突っ込んだり絡めたりは出来ないみたいです。僕は、そんなウブな彼女がたまらなく愛おしくなり、舌を絡めてキスをしました。そして、彼女の服を脱がそうとすると、
『ダ、ダメだよ、明るいもん。電気消すね』
と、顔を真っ赤にして言いました。そして、部屋を真っ暗にすると、テレビやwifi機器のステータスランプの明かりしかなくなります。
なんとなく輪郭が見える程度の薄暗さ。そんな中で服を脱がせていくと、
『見えてない?』
と、恥ずかしそうに聞いてきます。僕は、見えてないよと答えながら、手探りでブラのホックを外し始めました。
僕は、結局まだ明るいところで彼女の裸を見ていません。極端に恥ずかしがる彼女は、一緒にお風呂に入ることもありませんし、風呂上がりに下着姿で出てくることすらないです。
ただ、娘に母乳をあげている時は、おっぱいは見せてくれる……というか、隠しません。その時見えたおっぱいは、ほどよい大きさと綺麗な形で、抜けるような肌の白さもあって完璧なおっぱいに見えました。母乳が出ている時期なのに、乳輪や乳首もピンク色にしか見えませんでした。
それなのに、恥ずかしがって隠すのも不思議だなと思いますが、そんな恥ずかしがりなところも大好きです。なにより、そんなに恥ずかしがりなら浮気の心配も無いかな? と、思えて安心です。
手探りで彼女の乳首を触ると、
『うぅん。気持ち良い。大ちゃん、声出ちゃうよぉ』
と、甘えた声で言います。恥ずかしがりだけど感度が良い。そんなギャップもたまりません。僕は、夢中で彼女の乳首を舐めながら、自分のパジャマを脱いでいきました。
そして、彼女のアソコを触ろうとします。でも、由梨はガードしてきて触らせてくれません。
『恥ずかしいよ……。ねぇ、もう大丈夫だから、来て……』
由梨は、恥ずかしそうに挿入をおねだりしてきます。僕は、すぐにコンドームをつけて挿入しました。
『うぅっ、入ってる……大ちゃん、大好き』
と、由梨は感情を込めて言ってくれます。僕は、幸せを感じながら腰を振り、いつものようにものの数分でイッてしまいました。
僕が早漏なのも原因だと思いますが、僕らのセックスはこんな風に子供みたいな感じです。でも、僕は充分幸せでした。
そんな幸せな日々に、急に暗雲が垂れ込めてきました。
少し早く仕事が終わり、いつもより早く帰宅すると、由梨のただいまが聞こえませんでした。不思議に思ってリビングに入ると、ベビーベッドで娘が寝ていて、ソファには由梨が寝ていました。でも、由梨はうつ伏せというか、お尻が持ち上がったような変な格好で、珍しく下着姿でした。そして、下着のショーツが、太ももの途中あたりまで降りていて、お尻が丸見え状態でした。
僕は、ほとんど初めて見る彼女のお尻に驚き興奮してしまいました。すぐに近づき、覗くように見ると、アソコまで見えてしまいました。見てはいけない……と、思いながらも欲望に勝てず、由梨のアソコを覗き見ました。明るいところで初めて見る由梨のアソコ……。それは、想像とはまったく違い、かなりグロテスクでした。ビラビラが大きく、黒ずんだようになっています。乳首の美しさとはまったく逆で、まるで使い込んだようなアソコです。
僕は、見なければ良かったなと思いながらも目が離せずにいると、ビラビラの片方に光るものが見えました。目を近づけると、それは小さなピアスでした。僕は、目を疑いました。ビラビラにピアス? 見間違いかと思って目を近づけると、由梨のアソコから白いモノが流れ出てきました。
そして、独特の青い臭いが広がり、僕は目を見開いてしまいました。
その瞬間、由梨が跳ねるように体勢を変え、
『し、失神しちゃった。やり過ぎだよ、もう』
と、ろれつの怪しい口調で言う彼女。僕は、思わず大丈夫? と、声をかけました。すると、僕の方を見て、目をまん丸に見開く彼女。心底驚いた顔です。僕も驚きました。正面を向いた彼女は、ブラのカップがずり下がっていて、おっぱいが丸見えでした。
『だ、大ちゃん? お、お帰りなさい。ゴメンね、寝ぼけてた』
そう言って、慌ててショーツを穿きズレてしまったブラも直しました。そして、
『顔洗ってくるね』
と、言って、慌てて洗面所に向かいました。
僕は、急に心臓がドキドキしてしまいました。これは、一体何だろう? もしかして、さっきまで誰かがいた? 浮気? セックスをした? 誰と? 中に出された? 着衣のまました?
僕は、頭が異様に冴え、色々な事がグルグルと回っていました。
戻ってきた由梨は、すっかりと普通の格好になっていました。いつもの見慣れた部屋着です。
『ゴメンね。おっぱいあげてたら、そのまま寝ちゃったみたい』
由梨は、恥ずかしそうに言います。僕は、風邪引いてない? と、声をかけました。でも、内心では疑念を持っていました。
『うん。平気だよ。バカは風邪引かないから』
と、笑いながら言う彼女。でも、なんとなく焦っているというか、誤魔化しているような雰囲気がしています。
この日、由梨は寝るまで焦っているような感じで、不自然さばかりが目立っていました。僕は、今まで少しも疑ったことのない由梨に、初めて疑念を持ってしまいました。
自分の中で、どうやって説明をつけようとしても、矛盾しない答えが見つかりません。考えれば考えるほど、由梨が浮気していたと思ってしまいます。
僕は、今までこんな思いをしたことがなかったので、かなり追い詰められていました。食事も喉を通らないというのは、こういう事なんだ……と、思うような状況に陥ってしまいました。
そして僕は、思い余って友人に相談しました。中学の頃からの付き合いで、社会人になってからもたまに昼ご飯を食べたりする仲の友人です。その友人、前原は、思っていることをすぐに口に出してしまう性格で、トラブルもよく起こしますが、信用の出来る男だと思っています。
案の定、彼は相談するなり、
「絶対に浮気してるヤツじゃん。て言うか、赤ちゃんいるのに自宅でするなんて、よっぽどの相手だろうな」
と、断言しました。僕は、あまりの躊躇ない言葉に、ショックを受けるよりも彼らしいなと笑ってしまいました。そして、はっきり言ってもらったことで、僕の中のモヤモヤが晴れた気がしました。
僕も、本当はわかっていたことです。あの状況で、浮気じゃないなんてあり得ないと……。
「どうするつもり? 2択だろ。離婚か浮気をやめさせるか」
彼は、言い切ります。確かに、突き詰めればその通りだと思いますが、僕は色々と考えてしまいます。でも、彼にそう言われて、離婚するつもりはないと答えました。
「まぁ、お前ならそう言うだろうな。でも、浮気の内容も知らずに、そんな事決められなくね?」
前原はそんな風に言います。僕は、いまいちピンと来ず、どういう意味かと聞きました。
「そりゃ、お前が本命じゃないってパターンもあるって事だよ。実は、お前が浮気相手だったりしてな」
彼は、そんな事を言いました。僕は、まったく想像もしていなかった言葉に、ドキンとしました。結婚している僕が、本命ではないなんて想像もしていませんでした。
でも、考えてみれば、略奪愛もありますし、僕と結婚後に本命に出会ってしまうこともあると思います。
「まぁ、そんなに悩むなよ。とりあえず、調べようぜ。自宅でしてるなら、いくらでも調べる方法あるだろ~よ」
彼はそう言って、ネットの防犯グッズサイトを開きました。僕は、こんなに沢山の隠しカメラが販売されていることを知りませんでした。火災報知器型、置き時計型、コンセントプレート型等々、見つけることは不可能ではないか? と、思うようなモノばかりです。
「じゃあ、これとこれでいいだろ。決済するぞ。届いたら連絡するから。設置とか、苦手だろ? 俺がやってやるよ」
彼は、テキパキと事を進めます。もしかして、楽しんでいるのかな? と、感じましたが、昔から彼は他人のことに一生懸命になる男でした。
僕は、不安と少しの望みを抱きながら、彼からの連絡を待ちました。
次の日、もう連絡がありました。翌日に届くなんて、凄い世の中になってきたなと思いながらも、どうやって設置をしようかと考えました。基本、由梨は家にいることが多いです。僕は、外食に行くタイミングで、設置をお願いしました。
『どうしたの? 急に外食なんて、珍しいね』
由梨は、そう言いながらも嬉しそうです。
「うん。いつも家にいて大変でしょ? たまには気分変えようかなって思ってさ」
『ありがとう。大ちゃん、大好き』
上機嫌で甘えてくる彼女。僕は、胸がズキズキ痛んでいました。理由はどうあれ、騙しているのに変わりはありません。
そして、娘をベビーカーに乗せて食事に出かけました。その間に、リビングと寝室にカメラを設置してもらう段取りです。