キモい男の、結婚した元カノへのみっともない執着

時刻(time):2020-08-26 00:04源泉(Origin):net 著者(author):admin
先日、実に10年ぶりに僕はオーストラリアから帰国しました。大学在学中は遊んでばかりで、勉強はぜんぜんできませんでしたが、英語だけはなぜか得意でした。 当時は超就職氷河
先日、実に10年ぶりに僕はオーストラリアから帰国しました。大学在学中は遊んでばかりで、勉強はぜんぜんできませんでしたが、英語だけはなぜか得意でした。

当時は超就職氷河期と呼ばれた時期で、このまま就職するよりも海外留学したほうがよさそうだったので、英語力を磨くためにオーストラリアに留学しました。

そのころ付き合っていた彼女は、僕の親友の紹介で知り合いました。数年付き合ったのですが、僕がオーストラリアに行くことになり、いろいろあって別れました。




付き合っていた当時は、僕と親友と彼女の3人でよく遊んだものでした。親友は彼女がいなかったので、彼女の友達をいろいろ紹介していたのですが、なかなか気の会う人がいなかったようです。

今振り返ってみると、僕が日本にいたときの一番楽しい時期でした。

オーストラリアでは最初はつらかったのですが、次第になれ、友達にも恵まれそれなりに充実した毎日を送っていましたが、やはりいずれは日本に帰らないと不便なことが多いので、満を持して帰国することにしました。およそ10年ぶりです。

友人に言っても特に送別会もしてくれなかったので、かなりへこみました。あまり僕は必要とされてなかったのかもしれません。

そんなことは気にせず、地元に帰って職を探していました。英語を使う職を希望していたのですが、地方出身者の性なのか、いい職はぜんぜんありませんでした。

ほぼ毎週のようにハローワークに通っている散々な毎日でした。そんな時、ハローワークで親友にばったり出会いました。

再開にはあまりいい場所ではありませんでしたが、再開できたことはすごくうれしかったです。この10年間、全く連絡を取っていなかったのですから。

話を聞くと、どうやら結婚して子供もいるようでした。家に招いてくれるということだったので、お邪魔しました。

いろいろと聞きたいことは山積みでしたが、徐々に聞こうと思って肝心なことは聞きませんでした。

親友は、僕の知らない誰かと結婚しているだろうし、昔のことを根掘り葉掘り聞いても相手も困るだろうし、10年の歳月も二人の距離も僕にとっては大きすぎでした。

いざ、友達の家にお邪魔すると子供を連れた奥様がいらっしゃいました。

「はじめまして。」といいながら奥様の顔を見ると、どこかで見たような顔でした。彼女は思いっきり笑顔でした。

僕の頭は思いっきり回転して、どこで見た人なのか一生懸命思い出しました。そのとき電流が頭の中に走りました。

10年前付き合っていた彼女だったのです。その瞬間とてもドキドキしました。なぜかとても複雑な気分です。

頭の中で彼女は僕のことを待っていてくれるかもとか言う期待もすこしあったし、二人がいつの間にか恋愛して結婚しているという事実が僕にはあまりにも衝撃的でした。

僕はできるだけ平静を装って今までのことを話し、その日は帰りました。家に帰るとなぜか涙が止まりませんでした。

それから、数日後また昔のように3人で食事に行こうと誘われました。特に断る理由もないので、僕は参加しました。

10年前にタイムスリップしたような気分でした。しかし10年前と違うのははっきりと無残に僕に見つけてくれます。

二人は僕の前でイチャイチャしたり、二人だけの会話をしたり、子供をあやしたりしていて、僕のことはぜんぜん気にせず、家族だけでいるような雰囲気で、僕は一人ぼっちでとても寂しい思いをしました。

これは僕に対する仕返しか何かなのかと思い始め、僕は心の中で何かが爆発しました。

そしてなんとかして二人を、いや、彼女を陥れてやろうと考え始めました。

それから数日後、僕はお土産を渡していなかったので、お土産を持って二人の愛の巣へ向かいました。

出てきたのは奥さん1人でした。旦那(親友)は不在のようで、夜まで戻ってこないといっていました。

なぜか彼女は僕に、「お茶でもどう?」と僕は中に入れてもらえました。このとき、変な期待を抱いてしまいました。

家の中では一歳にも満たない子供が眠っていました。そしてベランダには、彼女のものと思われる下着も干してありました。

昔は彼女の下着姿なんて、何度も見ましたが、今こうしてまた、まじまじ見るのもなぜか不思議な気分です。

彼女は僕に、「コーヒーでいい?」と聞いてきました。でも僕はそれに答えず、時間がもったいないので、思い切っていきなり彼女を抱きしめてしまいました。

彼女の吐息、身体、匂い、すべて10年前のままでした。僕は10年前に戻ったような安らかな気分になりそうでした。

しかし彼女は「やめて、やめてよ」と思いきり拒絶してきました。すぐに僕らは離れました。

僕は「どうして?」という顔で彼女を見つめましたが、彼女は下を向いたままでした。気まずい時間が流れました。


10年前、彼女はあんなに僕のことを愛してくれていたのに、あれはうそだったのではないかというくらい裏切られた気分になりました。

僕はもう一度彼女に近づき抱きしめようとしました。すると彼女は「お願いだからやめて」と後ろに後ずさりしました。

「私には愛する主人と、子供もいるの。家族がいるの。お願い。わかって」そういうとまた、下を向いて黙ってしまいました。

なんか、しょうもないテレビ番組の昼ドラのような展開に僕はおかしくなってきました。

そして、もしこれがドラマなら、僕は彼女を押し倒すんだろうな。と考え始めました。そしてそれが悪いことでもなんでもなく、それが普通の人の考えることだろうと自分を正当化しました。

そして僕は次の一歩を踏み出し、

「僕はまだ、愛しているよ。もう一回だけ、抱きしめさせて。」そういいながら彼女に近づきました。


彼女は、下を向いたまま顔を横に振り、拒絶しました。僕は彼女と別れてから10年間で何人もの女性と付き合いました。でも未だに彼女のことは忘れられません。

何人の女性と付き合っても、その中でも「好き」にもランクがあり、彼女はいい女度ランクの上位でした。

昔の恋人と再会して、また恋愛感情が芽生えることがあってもおかしくないと僕は思いますが、女性のほうは、そうでもないのかもしれません。

女性にとっては家族と今が一番大事なのです。僕はそれに気づかず、自分の考えが正しいと思いまた彼女に関係を迫りました。

もうほとんど無理やりです。無理やり彼女にキスをしました。これも10年前とおなじ唇の形でした。しかしやはり10年前とは違って、思いっきりあとずさりされ、目に涙をためて僕にビンタをかましました。

もうここまでやってしまったらどうでもよくなって、力任せに彼女を押し倒しました。

むりやり服を脱がせました。とうとう一線を越えていました。彼女は静かに泣いていました。

でも僕にも理性があったようで、服を脱がせて久しぶりに彼女の身体を見ると、なぜかとてつもなく悪いことをしているような罪悪感が芽生え、その上、自分の一物も反応しないので、すっと離れました。

僕はそのまま何も言わずにその場を立ち去りました。頭の中には、10年前と変わらない彼女の裸がそこにはあると思っていましたが、10年の歳月は想像以上でした・・・。

それ以来、あの3人で集まることは今のところありません。これでよかったのでしょうか?いまとても複雑な気分と罪悪感でいっぱいです。













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