はじめてお便り致します。
現在27才の主婦です。
そして私はレズビアンです。
主人との結婚は当然、偽装結婚です。
もちろん愛していないわけではありません。男性として尊敬できる人であるし、またやさしいですし、、。
でも、一番の苦痛はやはりSEXです。
男性とのSEXは正直言って、とても耐え難いのです。
男性の性器自体に嫌悪感があります。はっきり言って、見るのもイヤです。
こんな自分に気がつき、そんな女にさせられた経緯について、私は私でカミングアウトの意もあり、この文章を書いています。
書き終わった時、爽快感があるのか、虚脱感にみまわれるかはわかりませんが。
あれは、そうまだ私が中学2年生の事でした。
体操着のまま部活から帰ってきてすぐに、原因は何だったか覚えていませんでしたが、母にすごく怒られたのでした。
私は泣きながら自分の部屋に入りました。
体操着のまま机に座り、しばらく泣いていたのです。
その時、窓の外で、かすかに咳き払いの声が聞こえました。
私はとっさに、誰か窓の外にいる、と思い、かすかな恐怖で身を堅くしました。
窓の外を確かめる勇気もなく、机に伏したまま、耳をすませて、あたりの様子を伺いました。
でも、、ここは二階部屋。私の家は3方向、他の家に囲まれています。
窓の外はベランダで、その向こうはお隣の家の壁だけです。
ただ壁には小さな窓が1つあるだけ。
外は真っ暗で私の部屋は明かりがついているため、外の様子はわかりません。
すると、またかすかに音がしました。
声ではありません。
でも私は確信しました。誰かいる、と。
その時、私の部屋の窓はカーテンは開けてあり、網戸だけでした。
意を決して、私は立ち上がり、網戸を開けてました。
すごく怖かったです。
でも、ベランダにも、窓の下にも誰もいません。
勘違いかしら、、
ちょっとほっとして、部屋にもどり宿題を済ませてしまおうと、教科書を開きました、、。
けれども、耳は常に外の物音を伺っていました。
絶対に誰かがいたような気がしたのに、、、
でも考えていても仕方なく、私は宿題をはじめました。
まだ梅雨の最中で、雨は降ってなかったものの、とても蒸し暑い日で、窓をしめることはしなかったのです。
それに、別に勉強しているとこ、見られたってどうってことない、、、とも思ってましたし、。
そしてしばらくして、また、なにやら物音がしました。
やっぱり、耳を澄ませていないと聞こえないような音です。
さっき、一度、網戸をあけでベランダに出たので、今度は躊躇なく、さっと網戸を開けて外を確認したのです。
でも、、やっぱり誰もいない、、、。
けれど、今度はしばらくずーっとあたりを見ていました、、。
すると、目がだんだんと慣れてきて、いままで気づかなかったことが判ったんです。
前の家の小さな窓。これがほんのちょっとだけ、開いてるんです。
誰かいるんだ、、、、
とっさにそう思いました。
前の家は、若い夫婦(といってもたぶん30代)二人だけです。
なんか、むしょうに怖くなって、部屋にもどったのですが、私が、覗いている事に気づいた、という事を知られるのが怖くて、さりげなく、さも、なにもわからなかったかのようなそぶりで私は部屋にもどり、再び机に向かいました。
けれども、もう宿題どころではありません。
そっちのことばかりが気になってしまいました。
でも、、もしかして、本当に私の意識過剰なのかも知れないんです。
あの窓はたまたま開いていただけって事もあるし、、。
でも、そう考えている間も、私の姿は見られているのかもしれないし、、。
その時、ふと、私は着替えをまだしていない事に気がついたのです。
けれども、なんかカーテンを締めると、私が気がついた事がわかってしまうかもしれないし、、、。
結局、今のままで、あの窓からは見えない位置で着替えよう、と思い、席を立ち、タンスからパジャマと下着を出して、部屋の隅にいきました。
そして、体操着の上とジャージとブルマを脱いだ時です。
私の頭の中に変な考えが浮かんだのは。。。
今、ほんのちょっとだけ、窓のほうにいけば、下着姿が見られてしまうんだな、と。
私は見られないように気を付けよう、と思うと同時に、もし、この格好で、あの窓の前の机のところに行ったら、どうなるんだろう、、そう考えると突然、胸がドキドキしてきたのです。
まさか、なんでそんなことしないといけないのよ、と思うのですが、胸の鼓動は高鳴るばかりです。
そんなの変態じゃない、あとで何されるかわからないよ、そう考えると同時に、わざと見せた、と思われないためには、机の上のものを取りに行った、ってふうにすればいいんだな、とか考えてもいる自分に気づき、頭の中が真っ白になってきたんです。
そして、私はもう、完全に自意識のないまま、ブラを取り、パンツも脱ぎ、完全な裸になって、ぼーっと、何をするでもなくしばらく立ちつくしていました。
そして、そっと、一歩、足を机の方へと踏み出しました。
どうしよう、やめるなら今、もしかしたら取り返しのつかない事になってしまうかも、、でも、、この感覚、、このドキドキはいったいなんなの?
私は素っ裸で足を1歩踏み出したまま、またそこで立ちつくしてしまいました。
その状態が何秒つづいたのでしょうか、、。
やたらと時間が長く感じられました。
もう一歩が踏み出せないのです。
あそこに行けば、私の裸を見られてしまうんだ
その思いは、恥ずかしさと、怖さとがまじりあって、妙な胸の鼓動を作りだしているのです。
どうする、ねえ、どうしようよぉ
もう我慢が出来なくなりました。
もうどうなったっていいや。
私はあそこに行くんだ。
そう、私は、意を決し、ついに動きだしたんです。
でも、意に反し、足どりは素早かったんです。
ささっと、机の前まで行き、机の上のノートを取って、また、ささっとひっこんだのでした。
その間、1秒程度。ほんとうにほんとの一瞬でした。
私は、急いで下着とパジャマを着て、もうなにがなんだかわかんなくなって、いそいで窓を締め、そしてカーテンを引きました。
そして、机の椅子に座って、しばらくぼーっとしていたのでした。
自分の裸が他人の目に曝されたと思われた、あの瞬間。
そのほんの一瞬の行為が頭から離れないのです。
まだドキドキしているんです。
たった1秒の出来事を頭の中で何十秒にも引き延ばして、それを繰り返し、繰り返し再生しているんです。
そして、、、しらずに、本当にしらないうちに、右手がパジャマのズボンの中に入っていて、下着の上からあの部分をさわっていたんです。
我に帰った私は、そんな自分の行為に気づき、耳元まで真っ赤になってしまいました。
けれどもぜんぜんやめようとは思いませんでした。
それよりも、どんどん手の動きが早くなってくるんです。
そして、もうこれ以上早く右手を動かせない、というほどにものすごい勢いであそこをこすったその後、私はそれまで経験した事のない快感を得たのでした。
はじめてイッたのでした。
これがイクってことかぁ、などとぼーっと考えてた直後、今度は一気に現実にもどされました。
どうしよう、、
わざと見せたんだ、、
もし、わざとだと判ったら、絶対になんかされる。
いけない、電気付けたままでオナニーしちやった。
外からきっと陰になってて私が何をしていたかわかっちゃったよ。
どうしよう、どうしよう、、、、、。
でも、、網戸もカーテンもあるし、絶対わかんないよ。
ほんの一瞬のことだったから、私が裸だった事、気がつかなかったにちがいないよ、着替え中に、ちょっとノートを取りに、机のとこに行っただけだと思ったはずだよ、、ううん、そもそも、誰も覗いてなんてないんだよ、、、、。
あぁ、でも、、大変な事しちゃった、、どうしよう
次の日から、私はその事への恐怖との戦いみたいなものでした。
なにがどう、というわけではないのですが、もう怖くてたまらなかったのです。
電話が鳴れば、脅迫電話かと思ったくらいで、日曜日など、前の家の男性(ご主人)を目撃すると、逃げ出したり、、、など、、。
そんな状態が1ヶ月以上たちましたが、とくに周囲に変わった事もなく、しだいに恐怖心も薄れていった頃でした。
夏休みに入ったばっかりだった頃でした。
夏休みでも部活動は7月中はあり、夜の7時くらいに帰ってきた時でした。
体操着のまま部屋に入った時です。
あ、またあけっぱなし、、
そう、あれ以来、私は極力、窓を開けたままにすることはしなかったのですが、私の部屋の窓はベランダへの通路にもなるため、母が洗濯物をする時など、窓を開けっ放しにする事が多いのです。
私は母に、締めておくようにと、よく言ったのですが、その日は梅雨明けしたばかりでとても蒸し暑かったため、たぶん開けたままにしておいたのでしょう。
私は真っ暗な部屋(外の街灯のあかりだけ)に入り、電気を付けようと蛍光灯の紐に手をのばしたその時、ふと窓の外、そう、前の家のあの窓に白いものが動くのを見つけました。
一瞬、私は凍り付きました。
誰かいる、、。
といってもあの家の人に決まってるんですが、、、、。
私は電気を付けず、蛍光灯の紐をつかんだまま、じっと凝視しました。
あっ
そっと、するするっと、窓が5センチくらい開いたんです。
ああ、やっぱりだ、、
なんてことでしょう。
やっぱりあの日、私は覗かれていたのでした。
そう思った瞬間、あの日の出来事が一気に私の頭の中を駆けめぐりました。
ううん、さっと窓とカーテン、締めればいいじゃない、、
たったそれだけのことよ、さ、早くっ、
私は電気を付けました。
体操着の上着を脱ぎました。
ブラを取りました。
短パンのジャージを脱ぎました。
ブルマも脱ぎました。
パンティも脱ぎました。
今、素っ裸です。
あー、すっきりした、という感じで、外を向いたまま、のびをしました。
そして、ふーっとため息をつきました。
タンスから下着を取り出し、付けました。
パジャマを来ました。
そして、カーテンを引きました。
それ以来、私は夜、部活から帰ってくる時ばかりでなく、食事後、部屋にもどってくる時も、ちょっとトイレに行ってもどってくる時も、前もってかならず電気を消して、戻ってきた時は、電気をつける前にあの窓を確認するようになったのです。
なにごともないのに、わざと電気を消して、いったん部屋を出て、またもどって来る、という事をしたりもしました。
そして、もう夏休みも終わる8月の末、私は夕方の5時くらいに、例の家の前を通った時です。
そこのご夫婦が門の外に出ていました。
私は一瞬、ドキっとしましたが、さも知らぬふうに前を通り過ぎました。
ご主人と思われる男性はスーツケースを手にしていました。
どうやらこれから出張のようです。
薄いグレーのスーツ姿のその男性の顔を私は初めてまじまじと見たのですが、きちっとした感じで、結構素敵でした。
女性の方も、黄色のワンヒースがとても似合っている素敵な女性で、とってもお似合いのご夫婦に見えました。
私はこころの中で、その女性にいいました。
あなたのご主人は、私の裸をのぞき見しているんですよ、
あなたのご主人は中学生の裸に興味があるんですよ、
あなたのご主人は、あなたより私の裸の方が好きなんですよ、
、、、、、と。
こんな綺麗な奥様がいるのに、なんでなんだろう、と思いました。
と同時に、しばらくは、あのドギドキの体験もお休みかぁ、とちょっぴり残念な気分でもありました。
その日は、ついに犯人? の顔を確認した上、しばらくはいないだろう、という気もちもあり、なんか妙に緊張感が抜けて、久しぶりにゆったりとした気分で、私はたまっている夏休みの宿題を片づけていました。
そして、なにげなく、例の窓の方に顔を向けたその時です。
え??
窓がほんのちよっとだけ開いてる。
いつもとおんなじだ
うそ?
なにがどうなったのか、まったくわかんなくなってしまった私は、完全に頭の中がパニック状態でした。
まるで幽霊を見たかのような気分にもおそわれました。
しばらく机の上で固まった状態でしたが、私は気を取り直し、いつもの行動に移しました。
さりげなく席を立つ。
電気を消す。
トイレに行く。
30秒くらい時間が立ってから、部屋に戻る。
普通はここで、電気を付けて、パジャマに着替えたりするのですが、しばらく、くらがりで窓をじっと凝視していました。
30秒くらい見ていた時でした。
あぁ、
そんなぁ、、
あの窓に人影が動いたのです。
窓越しでもはっきりと判りました。
黄色の服を着ているのが、、、。
そんな、どうして、、、、、、、。
そう、ずっと、私を覗きつづけていたのは、奥様のほうだったのでした。
私、女の人に裸見られて興奮していたんだ、、。
すぐに、今日、いまさっき見かけた、黄色のワンピースを着た、顔立ちの整った上品そうな女性の顔が頭の中に浮かびました。
そして、その女性が窓の隙間から私の裸を見たくって覗きをしている情景が浮かんだのでした。
そして瞬時にある言葉を思い浮かべました。
「レズビアン」
あの人、レズなんだ。
はたして、レズビアンの女性が、女の子の裸を覗きまでして見たがるのかどうかは、私には判らなかったのですが、やはり結論として、そういう事しか考えられませんでした。
しばらく考えていたのですが、このまま真っ暗のままでいても仕方ないので、とりあえず電気をつけ、机に向かいました。
しかし、いったいどうした事でしょう。
なんか、胸のつかえが、すーっと取れた気がしたのです。
不思議なくらい安堵の気持ちになっていったのです。
やはり、同姓に見られる、というのは異性に見られるよりも、多少は恥ずかしくはないものなのです。
たとえどういう目で見られてたとしても、、。
安堵の気持ちとともに、頭の中には、またさっき見たあの女性の容姿が浮かんできました。
窓は今もすこしだけ開いてます。そう、きっとまだ覗いてるんだな、、。
そしてそう思うと、なんだか突然、また胸がドキドキしてきたんです。
でもそれは、いままでのドキドキとはまったく異質のものであるのはすぐに判りました。
以前は、恐怖、スリル、緊張感のためのドキドキだったのですが、今のこのトキメキは違うんです。
早く見られたい、いつ裸になろう、よし、今日はちよっと違ったことをしてみよう、、など、、。
そう、すくなくとも、私にはもう恐怖はありませんでした。
まず、
相手は女性であったこと。
ごく普通の夫婦であったこと。
奥様はかなり素敵だったこと。
裸になったらどんな事しよう、なんて考えるくらいの変な余裕がありました。
そして私はとっても恥ずかしい行動に出たのです。
まずブラウスを脱ぎました。
ブラも取りました。
スカートも脱ぎました。
パンティも脱ぎました。
全裸になりました。
ここまではいつもと同じです。
身体はあの窓に向いている状態です。
そして、私は、さも、なにか、その部分を気にしているかのように、たったまま、両足をちょっと広げ、そして、人差し指と中指で、アソコを広げたのです。
あぁ、今、ここをきっとあの人が見ているんだ。
私は、わざと見せているような格好ではなく、ちょっと身をかがめて、アソコを調べているかのように振る舞いました。
でも、この行為が私の心に火をつけてしまったのです。
それはまったくの予想外でした。
ほんのいたずら心のはずが、自分でも信じられないくらいに興奮してしまったのです。
もっと、もっと見てぇ、お願い。
そして、私は指はアソコを広げたままの格好で、かがめていた身を起こし、腰をおもいっきり窓に突き出しました。
そして、今度は両手で思いっきりあそこを広げたのでした。
お願い、見て、、見て下さい、
という格好をしてしまったのです。
今思い出しても、信じられない格好です。
自分で、両足を広げ、あそこをおもいっきり広げて、腰をつきだして、他人に大事な部分を、しかも女性に見せつけるなんて、、。
あぁ、、恥ずかしいぃ、、、、
目を閉じ、5秒間くらい、そうしていました。
ふと、我に返り、私は自分のしている事の恐ろしさに気づき、急いで下着とパジャマを着ました。
でも、カーテンは開けたまま、、、、、。
あぁ、もう絶対にわかっちゃった。
どうしよう。
ううん、わかって欲しかったんでしょ?
わざと見せてる事を教えて、何を期待している?
私もひょっとしてレズ?
その晩、私はオナニーをしました。
初めてオナニーらしきことをしたのは、小学校の低学年のことでした。
鉄棒の練習をしていて、アソコを鉄棒にこすりつけると、変な気持ちになる、って事を知り、放課後などに、いかにも鉄棒の練習をしているかのようにふるまって、こっそりとエッチな気分になっていたのでした。
そしてそんなことをずーっと続けて、中学生になり、その行為が、実はオナニーである、と知ってものすごいショックを受け、もう絶対にしまい、と誓ったのでした。
けれども、その後、オナニーは本来は指でするもので、害があるわけではなく、健康な肉体であれば当然の行為なんだ、という事を耳にしたのでした。
たしかに指でするオナニーはいままでとはくらべものにならないくらいの快感でした。
なんでこんなに気持ちいいことを、いままでしなかったのか、というのはちょっと大げさですが、本当にそう思ったくらいで、それ以来、夜、布団に入るのが楽しみでしょうがなくなりました。
けれども、前述したように、オナニーでイク事はそれまでなかったのです。
たしかに気持ちよくなるんですが、それはそれでそういう快感のもの、というふうに考えいたからで、さらにもっともっと気持ちよくなるなんて、考えてもいなかったからです。
それまでのオナニーは、何も考えずに、ただひたすら、胸とアソコを一緒にさわるだけの行為でした。
クリトリスを直接刺激するようになるのは、もうちょっと先の事なのです。
そして、今日のオナニーはいままでとはぜんぜん違ったものでした。
そう、私はあの女性に覗かれている行為、自分のアソコを指で広げている姿、等を想像しながらしていたんです。
終わったあと、私はいろいろ考えました。
もう、絶対にわかっちゃったはず。
私がわざとあんな格好をして見せたんだから、あの人も、もう、自分が覗きをしている事を、私が気がついてる、という事を知ったはず。
これって、合意したってこと?
なんの合意よ?
私、あの人とSEXするのかな?
キスしてくるかな?
やっぱり、アソコ、さわったりするのかな?
いつ、どこでするの?
あした、よびだされるのかな?
きっと寝室に連れていかれて、裸にされるのかな?
どんどん思いはエスカレートしていき、私はついに、初めて2度目のオナニーをしてしまったのでした。
あれから何日たったのでしょう。とっくに新学期ははじまり、また勉強と部活で忙しい日々をくり返すようになっても、毎日の生活にはなんの変化もありませんでした。
あれからというもの、あの窓がかすかに開くこともなくなってしまったのでした。
別に後悔なんてぜんぜんしなかったけど、最近、あの時の自分が行った行為を思い出しては、自責の念に抱かれていたのでした。
なんてバカな事しちゃったんだろう、、。
あ、やっぱり後悔か?
そして9月も終わろうとするある日、やはり部活から帰って、部屋に入った時でした。
もう私は、電気をつけずに外のあの窓を確認する行為をやめてしまってました。
部屋に入るとすぐ電気をつけたのですが、机の上に私宛の手紙が置いてありました。
きっと母が昼間届いた手紙を置いてくれたのでしょう。
裏返すと、そこには、 美樹 とだけありました。
美樹って誰だっけなぁ、
そう思いつつ、封を開け、手紙を読みました。
以下、手紙の内容です。(原文とは若干の修正あり)
(名字は仮名です)
前略、突然のお手紙をお許しください。
私の名前は、笹本美樹 といいます。
笹本と名乗れば、私が誰であるかは、あなたには察しがついたでしょうか?
この手紙は、ものすごい勇気を出して書いています。
あの日、あなたのあの姿を目にして以来、何度、あなたに声をかけようと思ったことでしょう。
でもどうしても出来なかったのです。
ひとつには、あのあなたの行為は、単にあなただけの秘密の行為であり楽しみであって、決して私に対するメッセージではないのでは、、ということ。
そしてもうひとつは、もしあの行為が、私に宛てたものであったとしても、あなたのような年齢の少女に対し、はたして私がのぞんでいる事をぶつけてもいいのだろうか、と言うことです。
と、ここまで書いたところで、あなたには何の事だか判ったでしょうか、、。
これは私のひとりよがりの手紙になってしまっている事も十分に考えられるのですね。
あらためて、私の考えている事をしたためます。
私は、以前よりあなたに惹かれ、あなたの着替える姿を窓からこっそりと覗いていました。
ある日、あたなは私が覗いている事に気がつきました。
けれども、あなたは、わざとそのまま私の覗き行為を黙認してきました。
そして、ついにあなたは、私に対して、あなた自身が覗かれる事に対して不本意ではない事を私に伝える手だてとして、私に対して、とてもみだらにポーズを取ることでそれを伝えた。
私は以上の様に推察し、決心し、この手紙を書いています。
もしかしたら、まったくあなたの意に反する、まさにまったく知ることのない事であるのであれば、この手紙を破棄して下さい。
けれども、私は確信しています。きっとあれは、あなたのメッセージだったのだと、、。
もし、あなたに心当たりのある事であり、少しでも興味があるのであれば、お返事を下さい。
電話をして頂いても構いませんが、電話はとても勇気のいる事であると思いますので、手紙で結構です。
最後に、あなたにとってはとても失礼な手紙であったかもしれない事をどうかお許し下さい。
美樹
私はもう、心臓が張り裂けんだかりにドキドキしながらこの手紙を読みました。
やっぱり、あの女性も怖かったんだな、と思いました。
そうですよね、覗きって犯罪なんだし、それを告白したわけなんだから、、。
もし、私があんな事をしていたのが、見られたいがためでなかったとして、私が覗かれている事自体まったく知らなかったのであれば、そりゃ本当に大騒ぎになってしまうんですよね。
あの人の事を、私はやっぱり基本的には覗き魔的に考えて、すこしあぶない人なんだろう、と考えていた事もちょっとはあったのですが、この手紙を読んで、本当に普通の女性らしい人なんだな、と思うようになりました。
と同時に、私の事を好きなんだ、と思うとなんとも言えないトキメキを感じてしまったのです。
私はすぐに返事を書きました。
内容は、あなたの考えていたとうりです、ということ。
実は最初から覗きには気づいていたこと。
はじめは女性だとは気づかなかったこと。
女性だと気づいたから、あんな事をしてしまったということ。
自分はレズではないということ。
でもあなたの好意に対する興味があること、、、。
などなどでした。
その後、何回かの手紙のやりとりをした後、私たちは直接会うようになり、何度か会っているうちに、ごく自然と愛し合うようになりました。
私達はその後、4年ほどお付き合いをしました。
普通の交際とは違ってなにかと制約もありました。
私の倍近い年齢の同姓の恋人ではありました。
いろいろ悩むこともありました。
多少は、なんかおもちゃにされているような気がしない事もなかったです。
でも私は彼女に文字どおり、すべてを捧げたのでした。
そしてそれはとても充実した日々でした。
しかし、私が大学生になって少しした頃だったでしょうか。
彼女が妊娠したのでした。
それを聞かされた時、私はものすごいショックを受けました。
もちろん、彼女は人妻であり、SEXもしている事は知っていました。
でも、実際に、妊娠した、と聞かされた時、すごく不潔だと感じたのです。
普段から、男なんて嫌い、と言っている人が、男とSEXをしているんです。
愛する人の性器には、男性の醜い性器が挿入されているんです。
それを実感として感じたのでした。
そして、すこしづつだけど、私は彼女の誘いから逃げるようになったのです。
なんか裏切られたと思ったからでした。
私の身体を求め、愛し合ったその晩にも、きっと彼女は男とSEXをする。
私の目の前にある彼女の性器には、夕べ男の性器が入っていたんだ。
そんな事ばかり考えるようになりました。
そして、しだいに彼女との距離が離れていった頃、彼女は出産しました。
その日を境に、私と彼女の間には決定的な深い溝が出来ました。
そしてそれ以来、逢うことはありませんでした。
もちろん、お隣同志ですので、挨拶程度はします。
そんな時、彼女はとてもさみしい目で私を見つめ、ごめんね、と小声で言いました。
私は、彼女が私にあやまる度に、部屋に戻って泣きました。
そんな辛い季節を何度も繰り返し、ようやく、二人がお互いにただの隣人として接することが出来るようになったのは、私が大学3年生の頃でした。
そう、ようやく、私は、完全とは言えませんけど、ほぼ、彼女との想いをふっきることが出来たのでした。
それはとてつもなく長い歳月だったような気がします。
大学3年の夏、私は同じ大学に通う4年生の女性に恋しました。
やはり、私は、女性に対してしか、そういう気持ちになる事は出来なかったのでした。
その先輩とは、別にお付き合いをしたわけでもありません。
告白をしたわけでもありません。
彼女にはちゃんとした彼氏がいました。
一方的な私の片思い、、だったのです。
でも、彼女は私に対して、とてもやさしかったんです。
お茶や、食事をしたこともなく、というか二人だけになった事も、まともな会話すらしたことないのですが、なぜか、ちょっとした言葉のはしばしに、やさしさを感じました。
そう、彼女は私の気持ちに気づいていたのでした。
そして、それを嫌悪とは思わずにいてくれたのでした。
かといって、私の気持ちを受け止めてくれたわけでもなく、私は私で、アプローチすることもなく、、。
キャンパスですれ違えば、挨拶、一言、二言、言葉をかわすだけでした。
そんな純粋な片思いののち、彼女は卒業していきました。
ただ、卒業式の何日か前、キャンパスで彼女と会いました。
学校は春休みに入っていて、サークル活動をする学生以外、ほとんど人影がなかったにもかかわらずの、想わぬ出会いでした。
私を見つけた彼女は、ニッコリとほほえんで、私においで、おいでをしました。
そして、私達は二人っきりで、誰もいないキャンパスの隅のベンチに座りました。
お互い、無言のままです。
彼女はやさしい顔をして、空を見上げてました。
二人、無言のままの状態が30分くらいたったころ、私はやっと一言、しゃべることができました。
「卒業、おめでとうございます」
、、と。
彼女は、微笑みながらゆっくりと私のほうを向き、
「ありがとう」
そう一言だけ言い、そっと唇を重ねてきたのでした。
ほんの一瞬のことでした。
そして、彼女は立ち上がり、スカートの裾を払いながら、
「それじゃあ、、たのしかったわ」
そう言い残し、去っていきました。
私はしばらく席を立つことも出来ず、そのまま1時間くらいそこに座ったままでした。
たのしかった、と彼女が言ったのは、今日この時間のことなのでしょうか?
私にはそうは聞こえませんでした。
これまでの二人の間の時間を言ったのだと思いました。
決して打ち明ける事をせず、それでも気持ちは彼女には伝わっていました。
でも彼女は私の気持ちを受け止める事はしませんでした。
当然です。
彼女は普通の女性なのですから、。
それでも私の気持ちを嫌悪することなく、また弄ぶこともなく、それはそう、私をそっとしておいてくれたのだと思いました。
私は泣きました。
新しい恋は、今、すべて終わったのだと、、、。
このような経緯を経て、私は完全なレズビアンになりました。
というよりも、その事を自覚しました。
別にそれを苦には思っていません。
今の生活にも夫とのSEXをのぞけば十分に満足しています。
たまに、倶楽部に行き、内緒のお遊びをしたりもします。
とりあえずは、順調に生きております。
・・・・・・・・・・・
非常に長い文章になってしまいました。
でも、なんかすっきりした感はありますね。
このHPの男性読者の皆さんが期待するような、女性同士のSEX描写については、この文章の主筋とは関係ありませんでしたのであえて書きませんでした。
期待してた人にはごめんなさい。
いづれ機会があれば、、、、。
最後に、長文と、そして自分勝手の自己満足の文章となってしまったことをお詫びいたします。