この話は続きです。はじめから読まれる方は「優しい背中」へ
今日は優子と水族館でデ-トの予定だ。途中の駅で待ち合わせて一緒に電車で水族館に向かうことにした。
「おはよう、待った?」
「可奈ちゃん遅い。20分も遅刻。早く行かないと混んできちゃうよ」
「ごめん、ごめん、じゃ行こう」
女性専用車両に乗ったが電車は思ったよりも混んでいた。目的の駅までは30分はかかる。こんな混んだ中で30分はキツイ。私の中に悪戯心が芽生えてきた。実は優子と出会ったのは
この路線に電車の中だった。女性専用車両に乗れず、痴漢に遭っていた優子を私が助けたのだ。それから親しくなり、偶然にもお互いレズだとわかり付き合いだしたのだ。
その思い出の電車の中で、私は優子の後ろにスッと立った。
「?・・・っ!」
後ろから手を伸ばし優子のスカ-トの中に潜り込ませた。
「可奈ちゃん?」
「本当混んでるね。優子は大丈夫?30分ぐらい我慢できる?」
そう言いながらパンティの上からクリトリスを探り当てこねくり回した。もちろん周りの人達からは何をやっているかは見えない。
「・・・・」
優子は無言のまま必死に耐えていた。パンティ越しにアソコが熱くなってくるのがわかる。私はさらに手をパンティの中に入れて弄り始める。もうそこはしっとりと湿っていた。
「はあ、はあ、はあ」
混雑に乗じてさらに体を密着させ、ふぅと耳に息をはきかける。
と、今度は優子がスカ-ト越しに私の股間に触ってきた。
「あっ!・・・・」
さっきから私も興奮していたので、優子の指によって濡れてくるのに時間はかからなかった。優子は後ろ手で器用に私のパンティの中に手を入れ急所をいじり始める。
「はあ・・・はっ・・・はあ・・・っん」
周りに気づかれないか怯えながら声を押し殺す。私も負けじと優子のクリトリスを集中的に責めていく。
やがて優子の膝がガクガク震えだし、唇をかみ締め必死に声を我慢しながら、優子が達した。思わず倒れこみそうになる優子を支え、わざとらしく話しかけた。
「優子大丈夫?一度次の駅で降りようか」
コクリと優子が頷く。電車を降りるなり優子が強引に私の手を引っぱり駅を出た。優子に先導されるまま、私達は駅を出てすぐ近くのホテルに直行した。そこは女同士でも大丈夫だった。
私達は先程の興奮冷めやらぬまま激しく抱き合った。私達はタチにもネコにもなれるいわゆるリバである。
「あん、あん、あっあっはあ~ん」
「はっはっはっあ~ん、いい、いっくうう--」
お互い存分にSEXを堪能して、水族館に着いたのはもう午後3時すぎだった
「もうっ、今日は水族館でいっぱい楽しむ予定だったのにぃ~。可奈ちゃんのせいだからね」
帰り際、優子は不満そうに私にあたった。
「なによ~、優子だって強引にホテルに連れてったじゃない。私は駅のトイレで済ませるつもりだったのに。それにあそこのホテル、何か知ってるふうだったじゃない。以前に誰かさんと
使ってたんでしょ」
「なっ、何てこと言うのよ。うううう」
優子は泣き出してしまった。言い過ぎたと思ったが素直に謝れなかった。
別れ際、優子が私に言った。
「可奈ちゃんは私のこと本当に愛してくれてる?体だけじゃなく、可奈ちゃんの心全部私に向けてくれてる?私は全身で可奈ちゃんを愛してる」
ドキッとした。
「もちろん愛してる」
茂みの陰に隠れてチュッとキスをして私達は別れた。
(可奈ちゃんの心全部私に向けてくれてる?)優子の不安そうな表情がいつまでも脳裏に残った。
-つづく-
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