十二月も残すところ、あとわずかとなってきた。
不景気だといいながらも、なんとなく町は活気づいてきたし、人の足取りも慌ただしくなってきた気がする。
今年の正月もまた一人か・・・・と、朝の出勤時、コートのエリを立てて駅につづくアーケードを歩いていた前岡拓也は、空にむかって白いため息を吐いた。
ノーネクタイで、セーターのうえにコートをラフにはおっていたが、見るものが見れば、身につけているすべての物が上質であることは一目で見抜くであろう。
それもそのはずで三年前まで一流商社の課長だった前岡は、同期入社のなかでは一番の出世頭で、肩で風を切ってブイブイいわせていたのである。
いつでもヤレる若い女子社員を常にふたり以上はキープしていたし、飲み屋にも複数の女がいて、まさに我が世の春とばかりに人生を謳歌していた。
そんなある日、以前からなにかとソリの合わなかった部長に呼び出されてとつぜん解雇を言い渡された。わけがわからないまま呆然として家に帰ると、なんと、たった二行の書き置きを残して妻までが消えていたのであった。
拓也をクビにした部長と妻が以前からデキていたことを、のちに家族ぐるみで付きあっていた同僚から聞かされて愕然とした。
おそらく、妻に入れこんだ部長が嫉妬して拓也をクビにし、それを知った彼女はいたたまれなくなって出ていったのだろう。
社内や飲み屋の女たちも潮が引くように消えて行き、会社と妻と、そして付きあっていた女たちからもリストラされた前岡は、失意のどん底に落ちた。
半年ほど失業保険でブラブラしたあと、今の小さな町工場に勤めるようになったが、そのころからようやく気分が持ち直してきた。
なぜかというと、工場に行くようになってから毎朝、ショートヘアーがとてもよく似合った可憐な女子高生とすれ違うようになり、年甲斐もなくその少女を意識するようになったからだった。
まだ、どの商店もシャッターを閉じていたが、長さが50メートルあるかなしかの、このアーケードの、ちょうど真ん中あたりで毎朝彼女とすれ違う。
幅が3メートルにも満たないこの道を、パンティが見えそうな短いスカートで、真正面から自転車をこいでやってくるのである。
前方に、はつらつとした少女を認めたとたんに胸がときめく前岡は、彼女が数メートル手前にくるまで素知らぬ顔をする。そして、直前まで来たころを見計らって、さりげなく顔をあげるのであった。
ムチムチした太ももの根元がスカートに見えかくれする様はとても悩殺的で、今日こそはパンティを見てやろうと目を皿のようにして身構えるのに、一度も見たことがなかった。
じつに微妙な長さのスカートだった。
育ちのよさが愛くるしい美顔ににじみでていた少女が通りすぎると、すがすがしい柑橘系の芳香が漂い、彼はアーケードを抜けるまで鼻孔をいっぱいに広げて乙女の残り香を嗅ぎ続けるのだった。
その残り香のなかには、むっちり張りつめた太ももの匂いと、パンティの内側から漏れでた熱気も混ざっているような気がして、胸が張り裂けそうになる前岡は朝からズボンのまえを起ち狂わせる。
彼女とすれ違ったあと、いつも思うのだった。自転車のサドルになりたい・・・・。サドルの表面が前岡の顔で、そこに少女の初々しい裂け目をグイグイなすりつけられ、鼻面をズリズリにされるのである。
女子高生・・・・。なんと生々しい響きであろうか。中学生とも、大学生ともちがう、もっとも生臭い年齢である。
前岡は、そんな天地がひっくりかえっても手が届きっこない女子高生に、日ごと思い入れを深めてゆく自身を自嘲する一方で、理性ではどうにもならないほど少女に焦がれるようになっていた。少女は、前岡の重くよどんだ心のなかを吹き抜ける一陣の風なのだった。
不思議なもので、いったん女が途切れると徹底的に縁がなくなるものらしく、前岡は妻と別れてから今日まで三年間、一度も女体に触れるチャンスがなかった。
精神的には、とつぜん出ていった妻を許せなかったけれど、夜になるとソレとこれとはまた別で、美人だった妻の下半身を思いだしてはマスターベーションしていたが、いまでは欲情にのたうつ股間を、少女の見たこともない肉体が慰めてくれていた。
しかし、いつもならとっくにすれ違っている時間なのに、今日はどうしたことか、まだ姿が見えない。風邪でもひいたのかと心配になってきた前岡がアーケードの真ん中で立ちつくし、ここでもう一本たばこを吸って、それでも来なかったら諦めようと思ったそのとだった。 「キャーーッ」
可愛らしい悲鳴に前岡がふりむくと同時に、横の路地から飛び出してきた自転車が、彼を避けようとしてガシャーンとハデな音を立てて転んでしまった。
運転していた人間の顔よりも先に、あらわになったヒップと白いパンティが、まず前岡の目を引きつけた。
穴ならなんでもいいと思うほど極限まで飢えていた彼は、人目もはばからず、もう少しで肉棒をまさぐり出して相手にのしかかりそうだった。
「あいたたーっ、ごめんなさい。ケガはなかったですか? 」
転んだ自分のことよりも、こちらを気づかってくれる女性を抱き起こしてやった拓也は、
「君こそ・・・・」
といいかけて、絶句してしまった。
なんと彼女こそが、前岡が胸を焦がせていた少女なのであった。
お尻をついた彼女は、ヒザをスりむいた長い脚をあわてて閉じたが、スカートのスソがまくれて真っ白い太ももが剥き出しになっているところまでは気が回らないようだった。
頭がクラッとなった拓也は、おもわず少女の股ぐらに顔を突っこみそうになった。
「大丈夫? 立てるかい、家は遠いの? 」
拓也に支えられて立ちあがりかけた少女は、顔をしかめてうなずいた。
出勤途中の人々や登校中の学生たちが、二人を興味深げに見つめながら通りすぎてゆく。「ここから五分くらいだけど、よかったらわたしの家で薬を塗ってくかい? ほっといたら化膿するかも」
くもりのない目で拓也をジッと見つめていた少女は、驚いたことにコクリとうなずいたではないか。自然にでたことばだったが、彼女がOKしたので舞いあがった前岡は(ひょっとしたら、この少女と一発・・・・)と、早くも都合のいい展開を想像し、胸をバクバクさせはじめた。
少女は思っていたよりも背が高く、拓也と同じくらいの身長があった。着痩せするタイプのようで、こうして触れてみるととても肉感的であったし、スタイルもバツグンだった。
幸いなことに自転車に荷台がついていたので、歩き辛そうだった彼女をうしろに乗せて二人乗りで家に帰ることになった。少女のやわらかい手が、拓也の腰にそっと触れてきた。
玄関のカギを開けた拓也は、少女の腕を支えて部屋までつれてゆき、床にすわらせた。
殺風景で男臭かった部屋が、予期せぬ来客でパッと華やいだようだ。
前岡は、新築の1DKのマンションに住んでいた。玄関を入るとすぐにキッチンと風呂、その奥に十畳の部屋があり、セミダブルのマットと液晶テレビ、そして小型のステレオと小さな折り畳み式のテーブル、それ以外には目につくものはなにもなく、室内は整然とかたづいていた。 金がないわけではなかった。退職金の八百万は手付かずで置いてあったし、郊外にもっていた家を処分した三千万もそのままあったが、一人暮らしにはこのくらいの広さでちょうどよかったのである。
少女はワンルームの部屋をはじめて見たらしく、めずらしそうに見回していた。
「こんな薬しかないんだけど」
と、キッチンの引きだしから軟膏を出してきた拓也が、少女に見せた。
自分で塗るだろうと思って薬を差しだしたのに、彼女が受け取ろうとしないので、拓也はオレが塗っていいのかなと躊躇しながらチューブをしぼりだして指に取り、スりむいたヒザに遠慮がちに塗ってやる。
シャンプーしたてのような、さわやかな芳香を漂わせている少女は、軽く立てたヒザのうえで、かすかに震えている拓也の指を息をひそめて見つめていた。
形のよいヒザに、白っぽい薬が少しずつ広がってゆく。少女の肌は、ひんやりツルツルしていてすごく気持ちがよかった。
一応薬を塗り終えたが、拓也は少女のヒザから指を離したくなかった。一旦離してしまったら、二度と触れるチャンスがなくなると思ったからだ。手触りのよさにウットリしていた拓也は、頭のなかが真っ白になってきた。
震える指先がヒザからはみ出して、じわじわと、ふとももに侵食してゆく。少女はあらがうでもなく、拓也の指が離れたヒザ小僧を、うるんだ目でジッと凝視している。
ドクッ、ドクッと鼓動が耳に響くが、拓也にはそれが自分の音なのか、少女の鼓動なのか判断がつかない。
止まらなくなった拓也の指がついにスカートのなかに入って、吸いつくようにキメの細かい内ももをはい上がってゆく。
少女の首が妖しく揺れ、拓也の耳元に熱い吐息がかかった。
拓也が少女の反応を伺うと、ゆっくり顔をあげた彼女は困ったように首をかしげ、うれいを含んだひとみで見つめかえしてくる。
聡明そうな額と自然な感じにととのえた眉、そして沁みるような眼差しがほかの女にはない輝きを放っていた。
少女の清廉な美しさに引きこまれるように、拓也はそっと唇を重ねた。抵抗はなかった。
少女のやわらかい唇から、甘やかな吐息が漏れでた。
かすかにおののく唇を甘がみしながら、セーラー服を脱がせると、まばゆいばかりの白いブラジャーがあらわになった。
ブラジャーに触れるとピクッと胸を震わせたが、かまわずに乳房をつかみ出す。小ぶりだが、洋ナシのように卑猥に尖った真っ白い乳房は、まだまだ発達しそうであった。
痛々しいほどに新鮮な乳房をやんわりとモミしだいているうちに、閉じられていた長い脚が徐々に開いてゆくので相手もソノ気なのだと判断した拓也は、パンティのうえから少女の要にそっと触れてみた。とその瞬間、
「いやっ、そんなつもりで来たんじゃないっ」 しなだれていた身体をとつぜん硬直させ、ものすごい力で拓也を押しのけようとした。
ここまで許しておいて、それはないだろう。 こんなチャンスは一生巡ってこないと思った拓也は収まりがつかず、なにがなんでも入れるまでは帰さないつもりだった。
割り箸のように閉じてしまった太ももの付け根に、強引に手をネジ入れた。
手の幅分だけのスペースを股に確保すると、すかさずパンティの縁から指を入れ、熱い粘液で洪水のようになっていた要をイジくった。「いやっ、おねがいだからやめてっ」
三年ぶりに女に触れる拓也に、少女の悲痛な叫びなど届くはずもない。
すくすく育った肢体をよじって必死であらがう娘の下半身にムシャぶりつき、両腕で太ももを羽交い締めにして脚の自由を奪ってしまう。
そして、ムッチリ張り詰めた太ももに舌がメリこまんばかりに、ところかまわずナメまわした。
そのとたん、少女の太ももの、無きに等しかった上品な産毛がブワッと逆立ち、広がった毛根からムレムレした匂いが立ちのぼってきた。
「ぅうっ、いやーーっ」
少女を逃がさないように脚首をヒザではさみつけて、腰を両手で引っつかんだ拓也は、そのウエストの細さに驚きながら、ついに夢にまで見た神秘のスカートのなかに頭をネジ入れた。
ものすごい熱気だ。ズブ濡れになったパンティが膣に張りつき、秘肉の形状がくっきりと浮かびあがっていた。
拓也は、パンティの内側からほんのり漏れ出てくるムワッと蒸れた性臭を夢中になって嗅いだ。想像していたとおり、アンモニアのこってりした匂いに、南国の果実のような香りが混ざっていた。
羞恥で心臓が止まりそうなほど胸をあえがせていた少女は、かたく閉じた目から大粒の涙を流していた。
拓也は、興奮臭を嗅いで気も狂わんばかりに高ぶり、手をブルブル震わせながらズボンのファスナーをおろしている。
ズボンのうえからハミ出そうになっていた勃起を苦労してまさぐり出した瞬間、少女の太ももに透明なシブキが飛び散った。目を血走らせた拓也が娘の手首をつかんだかと思うと、強引に充血棒をにぎらせた。
「ひっ」
にぎったものが何であったか、一瞬で理解した少女は感電したように指を離そうとしたが、拓也はそれを許さず、指の輪のなかに鉄柱を無我夢中でこすりつける。
少女の、はかないほどに白くてきゃしゃな指が、またたく間に先走り汁でヌルヌルになってしまう。 「いやーっ、こんなのいやーっ」
死に物狂いであらがう少女の裂け目を目がけて、拓也がパンティのうえから火柱のようになった勃起をズブリと突き立てた。 「ぅうぐぅぅ・・・い、いゃあぁ・・・」 なんと、信じられないことに股布に途中で遮られはしたものの、三分の一ほどがズボリとメリこんだではないか。糸を引くほどヌカるんでいるので、感触はもう生穴に近かった。
いまの拓也ならば、ここでも充分に終われそうだったが、ここまでこぎつけた以上、やはりナマ穴に入れたかった。
少女の抵抗が激しいので腰で腹部を押さえこみ、素早くスカートに手を差し入れパンティを片方に寄せる。煥発を入れずに、露出した柔肉に鉄柱を押しつけると、先端がヌチャッと入るべきところに引っ掛かった。もう一歩だ。あらがう少女を羽交い締めにし、ふとももの間に腰をネジ入れて股間の自由を確保した。そのまま腰を競りあげる。クチュっと淫靡な音がして、亀頭のクビレまで入った。
このヌルヌルした感触・・・・。これこそ、毎夜夢に見てきた本物のオマンコだ。
ヘタに動けば外れるので、わずかな振幅幅で拓也はあさましく腰をゆすった。
まだ先端だけだったが、体内に異物を入れられたとたんに観念したのか、娘の抵抗が弱まってきた。拓也はこの機を逃さず、すすり泣く少女の肩を引っつかんで、一気に生殖器を根元までネジ入れた。 「うぅ・・・い、いゃぁ・・・・」
ギュッと目を閉じて涙をほとばしらせた少女が、か細いノドを反らせた。
少女の肉穴は、鉄柱が押し出されそうなほど締まりがよかったけれど、パンティの股のゴムに違和感を感じる。
「い、痛い、パンティが食いこんで・・・・」 半開きにした唇を苦しげにあえがせた少女が、蜜のような声をもらせた。
「痛いのなら脱ぐか? 」
いつしか拓也の背中にそっと腕を添えていた娘が、コクリとうなずいた。
「いったん抜くけど、もう逃げない? またちゃんと入れさせてくれるね? 」
「もう・・・逃げない・・・・」
「入れさせるって約束しないとダメだ」
「入れさせて・・・・あげる」
少女の唇から漏れでた卑猥でストレートなことばに、拓也は鳥肌が立つほど興奮した。
しづくを滴らせた高ぶりを少女から名残惜しそうに引き抜いた拓也は、腰を淫靡にあえがせながら、着ていた服をひきちぎるようにして脱ぎすてた。
そして、胸を震わせている娘のスカートを脱がせ、恥じらいながら持ちあがった腰からパンティを抜き取った拓也は、あらためて彼女の肢体をねめまわしてみた。
異人種かと思うほど手足が長く、ミツバチのようにくびれた腰は、ものすごいバネを内蔵していそうだった。なにかスポーツでもやっているのか、腹筋がやけに発達していて、腹の両脇に、たてにながいクボミができている。
ヒップはというと、見た目には柔らかそうなのに、実際に触れてみると驚くほどミッシリした手ごたえがあった。
服の上からは想像もつかなかったこのセックスマシーンのようなボディが、いずれは誰かに独占されて一生ヤラれまくるのかと思うと、やりきれない気持ちになってくる。 「それはそうと、年を聞かないんだね」
「だいたいの見当はつくからいい。いいたくない年なんでしょ? 」
「くっ」
と拓也が吹きだすと、少女もつられてクスッと笑った。トロけてしまいそうな笑顔だ。
「わたしは北条リサ。リサはカタカナなの。あなたは? 」
「前岡拓也」
「た・く・やさんかぁ・・・・」
リサは、一語一語、かみしめるように声に出していった。
いったん入れられてしまったのと、会話を交わしたことですっかり気持ちがほぐれた様子のリサは、拓也の股間で狂い起ちしている生殖器が気になって仕方がないみたいで、熱い視線をねっとりからみつかせてくる。
拓也は、リサの脚をカニみたいに開かせると、そのあいだに腹ばいになって秘芯に食い入った。
「いゃぁ・・・恥ずかしい・・・・」
別れた妻のはドス黒くてグチャグチャだったので、どこからどこまでが性器なのかよく分からなかったが、リサのは実にシンプルで、なによりも生まれたままの色合いを保っていたのが鮮烈だった。
濡れそぼった恥毛がベッタリ張りついた裂け目を指で開いてみると、サーモンピンクのヒダがびっしり詰まっていた。
穴の奥で微生物のようにうごめいているヒダを目にした拓也は、発狂したかのようなウナり声をあげて烈棒をズボリと差しこんだ。
リサの短い悲鳴と、淫液が押しだされる淫猥な音とが重なった。
拓也の首にヒシッとしがみつき、眉間に悩ましいシワを浮かべたリサの太ももとふくらはぎに、なんともいえない色っぽい筋肉が浮かびあがった。
拓也がリサの両脚を肩にかつぎあげ、ゆったりと出入りさせていた火柱に手を添えさせると、少女は慈しむようにソレを握り締めた。 リサの、そのヌリヌリになった指を、拓也が一本一本丁寧にネブりかえしてやる。
一突きごとに締まりが増すリサのオマンコはギシギシ鳴き、死ぬほど気持ちがよかった。
拓也が終わりそうな気配を敏感に感じ取った少女は、いやいやをするように首を振り、
「もうす・こ・し・・・こんなに気持ちがいいのは初めて」
と、かすれた声でおねだりをした。
そういわれてはガマンせざるをえない。拓也は腰をグラインドさせ、リサの腹部、左寄りにあった妙な手ごたえのある部位を集中的にコネくった。
Gスポットをグリグリこねくられたリサは、たちまち兆しを見せはじめ、つま先をギュッとねじ曲げた。
「い、いい、気持ちが・・・イク・・・ねっ、イキそう・・・あっ、あ、イクーーっ」
雪のように清楚な少女のイキ顔を見て、下半身の堰が切れた拓也は、溜まりに溜まっていた白濁液をドクドク吐き出した。
「すごい、こんなに・・・」
起きあがって膣を拭っていたリサが、とめどもなく出てくる精液に目を丸くしている。
朝から夕方までぶっ通しで八回もヤりまくった拓也は泥のようにグッタリしていたが、その疲れがひどく心地よくて、かたわらでリサがセーラー服を着て帰りかけているのに、止める気力すら沸いてこなかった。
背中でそっとドアの閉まる音を聞きながら、彼はもうろうとしていた頭で自身に言い聞かせていた。今日のことは生涯に一度っきりの奇跡であり、三十も年が違う、こんなにも魅力的な娘と二度目があるはずがないではないか・・・・と。
翌日、目覚めたばかりの拓也は、うつろいながら、少女の淫液でまだ湿っていた勃起を握って、手のひらの生々しい匂いを嗅いでいた。
リサのふるいつくようなボディや締まりのいいオマンコが次々に頭に浮かんでくるが、思い出すほどに切なくなってくるので考えまいと懸命に努めていた。そのとき、玄関でチャイムが鳴ったのでドアを開けてみると、 「おはようっ」
「・・・・・お、おはよう」
なんと夢ではあるまいか、ほほをピンク色に染めたリサが、白い息をはいて玄関に立っているではないか。
「サンドイッチを作ってきたの。まだ食べる時間はあるんでしょ? お紅茶も持ってきたから沸かしているあいだに顔を洗って、早く服を着がえてらっしゃい」
リサのたたみかけるようなペースに、拓也はアッケに取られていた。
「あ、ああ、わかった」
服を着替えた拓也がサンドイッチを食べているよこで、リサが拓也にもってゆかせるハンカチをきれいにたたんでいた。
「リサは食べてきたのか? 」
「うん。食べないとママが心配するから。そうそう、今日は学校を休んで晩ごはんを作ってまってるから、早く帰ってきてね」
「えっ、ホントに? 」
と眼を輝かせた拓也が、リサのツルツル光ったなまめかしい太ももにチラッと目を走らせた。もう遠慮はしなかった。触れると、ひんやりしてスゴク気持ちがよかった。
太ももを撫でまわしながらパンティのうえから蜜壷をイジくったが、リサはもうあらがう素振りさえ見せなかった。
調子づいてパンティのなかに手を入れ、窮屈な裂け目に指をうずめてみると、クチュッと熱い粘液があふれでた。
「あぁん、遅刻したらどうするのぉ? 」
「大丈夫。サッと済ませるから、なっ」
「いゃだあ、こんな格好でスルの・・・・」
恥じらうリサのパンティだけを脱がせた拓也は、来る前から濡れていたとしか思えないズト濡れの愛しいスリットを、バックからそそくさと貫いた。
出勤前に、こんな可憐な女子高生とハメられるなんて・・・・。めまいがするほどの愉悦を感じた拓也は、眼前でヒクついている茶色い菊芯を凝視しながら欲望を炸裂させた。
リサはそれから毎日やってきて、拓也の度を超した求めにもタフに応じてやりながら、掃除や洗濯といった細々とした身のまわりの世話までやいてくれるのだった。
大みそかの今日も朝早くからやってきて、拓也の性欲を存分に受けとめたあと、用事があるからと昼過ぎに帰っていった。
拓也は、できることなら熱燗でもやりながら二人で新年を迎えたかったが、箱入り娘に外泊を望むのは無理だとあきらめていた。
とにかく、ひとり寂しく過ごすはずだった今年最後の日にも会えたのだから、それだけでも満足だったし、何かとても満ち足りた気分に浸っていた。
ステレオから大音量で、ストーンズの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」が流れていた。
三年間、まったく音楽を聞く気になれなかったのに、リサと会ってからまたロックが聞きたくなってきて、クローゼットにしまいこんであったCDを引っ張り出してきたのだった。
スピーカーのうえに十枚ほど出してあったが、それをじっくり聞きかえしながら、ひとりで年を越そうと思っていた。
携帯が鳴っているような気がしたのでステレオの音をさげてみると、リサが忘れて帰った携帯に着信が入っているようだった。メールのようだ。
なにげなく手にとって、見るともなしに見ていた拓也の顔から、みるみる血の気が引いていった。 《またオヤジと付きあってんの? はやく取れるだけ取って捨てちゃいなよ。ケンジをほったらかしにしてるから、アイツ、わたしに襲いかかってきそうだよ》
メールをよんだ拓也は愕然とした。
はなしがデキすぎだとは思っていたが、あんな可憐な顔をしてダマそうとたくらんでいたなんて・・・・。
彼女のおかげで人生が変わりそうな気がしていただけに、どん底に突き落とされたような気分だった。
明かりもつけずに真っ暗な部屋で茫然自失としていた拓也は、目が回りそうなほど腹が減っていたが、食べる気力すら無くしていた。
さっきからチャイムが鳴っていたが、出る気にもなれなかった。放っておいたら、しつこくノックするしノブをガチャガチャ回してうるさいので、仕方なく立ち上がった拓也はフラつつきながら玄関にゆきドアを開けた。「どうしたのっ? びっくりしたじゃないの。明かりもついてないし、チャイムを鳴らしても出ないから、もぉう」
彼女らしからぬ大きな声で一気にまくしたてながら明かりをつけたリサは、憔悴しきった拓也の顔を見て驚いた。
「ねえ、一体なにがあったの? 」
リサの顔を見たとたんに怒りが込みあげてきた拓也は、返事もせずに投げてあった携帯をもってきて、
「なんだこのメールは? 」
と、憮然としてリサに手渡した。
「やっぱり。ここだとおもってた。きのう間違って良子の携帯をもって帰ってしまった
の」
「えっ? 」
「ははーん、ひょっとしたら良子のメールを見て何か勘違いしたんでしょ。ダメだよ拓也さん、人のメールを見ちゃあ」
「え・・・ええーっ、リサの携帯じゃなかったのか? 」
「うん、おなじ機種だからよく間違ってもって帰ったりするの」
「その良子って子、オヤジとつきあってんのか? 」
拓也は自分でいって、おかしかった。 「うん、みたい。そんなことよりも、ねえ今日はお泊まりしてもいいでしょ? ママにウソをつくのはイヤだったけど、友達と初詣でにいくって家を出させてもらったの」
拓也がバネのように首を縦に振っている。
「昼間、用事があるって帰ったのは、このオデンを作るためだったの。拓也さんに食べさせてあげたくて、ママに教えてもらいながら作ったんだ」
といったリサが、パジャマやら、おそらく着替えの下着であろうが、そんなものでパンパンに膨らんでいた大きなトートバッグから、オデンの入ったタッパーを取りだして見せる。 ウットリするような笑顔だった。
母親の香水をつけてきたみたいで、官能的な香りをほのかに漂わせていたリサは、まえを開け放した仕立てのいいコートのなかに、尻の肉がはみ出そうなジーンズの短パンをはいていた。
こんなに寒いのに、平気でこんな格好ができるピチピチした娘が自分の女なのだと、しみじみと実感と愉悦が込みあげてきた拓也は、ホカホカしたリサの身体をギュッと抱き締めて耳元でささやいた。
「そのフアッションもいいけど、わたしはやっぱりどっちかというと、セーラー服にパンティが見えそうな短いスカートの方がいいな」
「うふっ、じゃあ卒業しても捨てずにとっといて、結婚しても時々着て見せてあげるね」
クラッ、となった。
拓也は、いまのリサのことばを頭のなかで何度もリピートした。
短パンを脱がされ、ちょっぴり背伸びして買ったピンクのハイレグパンティの股間に鼻をうずめられていたリサは、快感にたゆたいながら、いつ拓也さんに教えてあげようかしらと考えていた。
毎朝拓也と会えるように苦労してタイミングを計っていたことや、きっかけを作りたくて、ワザと自転車でぶつかったことなど
を・・・・。