アクシデントの終電車…(1)

時刻(time):2022-03-27 08:38源泉(Origin):net 著者(author):admin
通勤でいつも利用しているJR線の急行電車がアクシデントで運転見送り。 その日遅くまで仕事仲間と飲んでいた私は、同じくアクシデントに見舞われたものの、なんとか運行してい

通勤でいつも利用しているJR線の急行電車がアクシデントで運転見送り。

その日遅くまで仕事仲間と飲んでいた私は、同じくアクシデントに見舞われたものの、なんとか運行していた各駅停車に乗る事に。ホームは次に来る電車の到着時刻まで約10分あるというのに、押すな押すなの人込みで溢れ返っていた。並んだ列の前方に、イケメンの男性が。「良いなぁ…こんな男性と一緒だったら…」なんて想像も、電車到着と同時にかき消された。

大混雑の車内。桜が咲き始めたこの日が花冷えとは裏腹に、汗ばむぐらいの体感温度。なんとかつり革につかまり、発車予定時刻を若干オーバーして電車が動き始めた。

「これ(各駅停車)じゃ、家に着くのかなり遅くなるな…」

それでも家まで帰れるだけ良しと思い、少し動いては停まるを繰り返す車内でじっとしていた。

ふと…私の下半身に何か物がぶつかっているのに気づく。

身動き出来ない乗客でごった返しているんだから、きっと誰かの鞄かバッグが当たっているのだろう。そんな風に考えていたら、ぶつかっている「何か」が私の股間を真っ直ぐに、ゆっくりと動いた。

「痴漢???」

でも…アラフォー世代の私に痴漢なんてありえない。

周りを見ると若い女性がたくさんいる。

「勘違いでたまたま背後にいる一人の男性の人生を台無しにしちゃ可哀想よね」

そんな風に思って放っておく。

すると、当たっていたものが指で、それが私のパンツスーツの上から股間のラインをゆっくりと、行ったり来たり、撫でているのが分かった。

「え!?」

背後から撫でていた指は、私の股間をゆっくり、そしてクリトリスと膣の辺りでは少し小刻みに動かしながらなぞっている。周りはたくさんの乗客。しかも、私同様ほとんどがほろ酔い状態。痴漢なんて30代前半の頃以来。増してやこんなにエロティックなのはもっと若い時以来。それでも振り払おうとすると、その人は私の手を掴み、自分の股間へと導く。恐ろしいほどに硬直したモノを、私の手でゆっくりさする。時折、ビクン、ビクンと更に硬直して行った。

あぁ…

こんな刺激、初めてかも…。

男性の手が私の手を離れ、また股間をまさぐる。あまりの気持ち良さに、つり革に捕まりながらも腰がガクンとなってしまう。外はさっきから同じネオン街の光景のまま。どうやら線路上で停まっている様子。男性の手が私のパンツのファスナーに手をかける。
(いや!やめて!!)

手をよけると、男性が耳元で囁いた。

「いいよ、とっても。いやらしいよ」

嫌がりながらもどこか反応している私を悟ったんだろう。でも、電車内でファスナーを降ろされるなんて…。それでも男性の手はあっという間にファスナーを降ろし、パンティの上から割れ目を上手になぞる。どうしよう、どうしよう…。停まっていた電車がゆっくり動き始めた。車内の空調も効かず、重い汗が伝わる。暫く割れ目をなぞっていた男性の手が、ついにパンティの中へ…。

何度も抵抗したけど、男性の力、そして、耳元で繰り返される卑猥な言葉が、あたしの力を全て奪う。パンティの中が既にぐっしょりしていたのに気づいた男性の指は、あっという間にクリトリスを探し当て、ゆっくりとまさぐる。自分の声もそうだけど、くちゅくちゅという音が気づかれないか、緊張しながら、ただつり革に身を預ける。

「いやらしい…キミは思ったとおり、いやらしい人だ。ほら、こんなに感じてるよ?ほら、奥まで入っちゃうよ?」

…ズン…ぬぷ…男性の指が私の中に。

「いやっ!止めて下さい!」

再度男性の手を掴むと、

「やめて欲しくないくせに…」

男性が、何かを鞄から取り出すのを感じた。

(つづく)

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